早見沙織さん「JUNCTION」全曲感想

リリースから早4ヶ月。アルバム感想を上げるには遅すぎるタイミングです…が、やはりリリース当初に感じていた感覚と変わらない為、今回は1曲ごとの感想を纏めていきたいと思い書きました。

リリース当初の感想はこちら。


#1 .Let me hear【作詞・作曲・編曲:川崎里実】
レコードの針を落とした音から始まるブルージーな楽曲。3分弱という長さの小曲ながら強いインパクトを誇る。
早見さんの声は夜を彷彿させる曲によく似合います。

#2 .メトロナイト作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:倉内達矢】
シティポップ感あふれる2曲目。個人的にはLet me hearからのメトロナイトはゴールデンコンビ。
夜のドライブのお供によく合います。中盤のシンセ(?)の音がなんとも絶妙。

#3 .夏目と寂寥作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:倉内達矢】
Jazz→シティポップを受けてのロック寄りな3曲目。やややさぐれや呆れ気味テイストのお声がまた魅力的。
2:15頃からのサウンドが癖になります。

#4 .夢の果てまで作詞・作曲:竹内まりや / 編曲:増田武史】
竹内まりやさんによる紅緒さんを彷彿とさせる歌詞に早見さんの凛とした声がよく似合います。
歌謡曲な雰囲気も合ってて良い感じ。

#5 .白い部屋作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:前口渉】
前曲までとうってかわって非常に静かな雰囲気から始まる曲。早見さんの曲には珍しくややウィスパー気味な声。
曲が進むにつれて感情が段々と入っていく感じが魅力的。

#6 .祝福作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:河田貴央】
V系バンドを彷彿とさせるギターサウンドから始まる異色曲でありながら早見さんの声はアルバム中屈指のウィスパーな雰囲気。
対極にあるんじゃないかというこの2つの要素が他に無い独特な雰囲気を生み出す。個人的オススメ曲。

#7 .interlude: forgiveness作曲:早見沙織 / 編曲:前口渉】
インスト曲。早見さんの美しいコーラスを堪能できタイトル通り何か浄化されるような雰囲気がします。アルバム中盤、雰囲気が違う前後の曲をきれいに繋ぐ働きもしていて縁の下の働き者。

#8 .SUNNY SIDE TERRACE作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:大久保薫】
コンガの音色が心地良く、暖かな日差しの下お散歩をしているような穏やかな曲。
早見さんの声もそこはかとなく穏やかで優しめ。

#9 .Bleu Noir作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:大久保薫】
ワウギターとサビのタイトルの繰り返しが印象的に残る1曲。バックの楽器隊も相まって踊りたくなります。
ベースラインがアルバム中でも抜けて好き。

#10 .little forest作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:前口渉】
ギターと早見さんのVo、途中からトランペットというシンプルな構成な1曲。SUNNY SIDE TERRACEが「草原」とするならば
こちらはタイトル通り「森」のイメージ。シンプルな構成が故に早見さんの確かな歌唱力を堪能できます。

#11 .Jewelry作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:倉内達矢】
過去を振り返る詩もありそれとなく寂しさを感じるメロディーからキラキラしているサビへと。このような構成から聴いているこちらにパワーをくれる曲。ベルの音色も入っていて幸福感たっぷり。クラップできる部分もあり楽しい曲でもあります。

#12 .Bye Bye作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:倉内達矢】
サビへの盛り上がり方が好きな1曲ではありますが、タイトルからも分かるとおりそろそろ終わる雰囲気も感じられ少ししんみり。
ただライブでの皆で手を振り振りするあの感じが大好きです。

#13 .新しい朝作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:前口渉】
The ED曲。なのですが、サウンドからも感じる新しい始まりを予感させる希望にも満ち溢れた名曲。
ラストのラララ…部分は本当に綺麗です。

#14 .温かな許し作詞・作曲:早見沙織 / 編曲:前口渉】
アルバムの最後を飾る曲。様々なジャンル、曲調を抱える本アルバムを優しく包み込むように総括してくれる曲。ラスト曲であるのも納得です。

全曲を通して
一通り聴くと分かる通り、ブルース/シティポップ/ロック/ポップス等様々なジャンルを堪能でき、その幅広さをを美しい声色で纏め上げる早見さんの力量に感服します。と同時にこの素晴らしい楽曲を創りあげた作家の皆さんも恐るべし…!と改めて感じました。

拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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