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DCファンなら必読! BLACK LABEL作品はここがすごい!

Note読者の皆さま、こんにちは。
そろそろ梅雨の時期ですね。じめじめした暑さはどうにも苦手です。

5月刊行『バットマン:スリー・ジョーカーズ』は、皆さんもうチェックしていただけましたか? 数多くの感想がSNS上で見受けられて、編集部としてもうれしい限りです。
さて、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが『バットマン:スリー・ジョーカーズ』はDC BLACK LABELと呼ばれるレーベルに位置付けられた作品で、ShoPro Booksからの刊行は3冊目になります。このレーベルは、アメコミ界を代表する作家陣が描く読み切り作品を扱っており、独創的かつ挑戦的なストーリーが特徴です。往年のDCファンはもちろん、アメコミに触れたことのない方でも読み切り作品なので楽しめます。今回はそんなBLACK LABEL作品をご紹介いたします!

ShoPro Books刊行のBLACK LABEL作品

ShoPro Booksが刊行しているBLACK LABEL作品は、以下の3冊です。あらすじとともに紹介していきます。各タイトル試し読みリンクも掲載しておきますので、気になった方は読んでみてくださいね。


『スーパーマン:イヤーワン』

幼くして故郷を追われ、カンザスの牧草地に到達したクリプトン星人のカル=エル。将来スーパーマンと呼ばれる偉大な英雄へと成長する彼は、異星の地でどのような幼少期を過ごし、地球人クラーク・ケントとして生きることになるのか。そしてカンザスを離れた先で何を経験し、ヒーローへの道を選択することになったのか。アメコミ界の巨匠、フランク・ミラーとジョン・ロミータJr.が描き出す、新たなスーパーマンの誕生譚。


『バットマン:ラストナイト・オン・アース』

“これがバットマンの最後の旅になるかもしれない……”
20年後の未来、アーカム・アサイラムで永い眠りから覚醒したブルース・ウェイン。目覚めた彼は若いままで、“一度もバットマンになったことがなかった”。失われた自身の過去の謎を解き明かすために、闇の騎士は未知の世界へと旅立つ。宿敵ジョーカーに導かれながら……。この奇妙な旅路の果てには、いったいどんな結末が待ち受けているのだろうか――。


『バットマン:スリー・ジョーカーズ』

犯罪者、道化師、コメディアン――バットマンの最凶の宿敵にして、悪夢のような存在であるジョーカーが3人存在する。この信じがたい事実に直面したバットマンは、自身と同じくジョーカーの“被害者”であるバットガール、レッドフードの二人とともに調査を開始する。しかし、3人のジョーカーによって張り巡らされた罠は、“被害者”たちのトラウマをえぐっていく……。3人のジョーカーとは何者なのか? そして彼らの目的とは? コミックス業界に衝撃を与えた『バットマン:キリングジョーク』を引き継ぎ、バットマンとジョーカーの新たな物語が紡がれる!

魅力その① 
アメコミ界屈指のライターが描く物語

BLACK LABEL作品の注目するべきポイントは、ライターとアーティストがとにかく豪華な点。例えば、『スーパーマン:イヤーワン』のライター、フランク・ミラーはアメコミ界の大傑作『ダークナイト・リターンズ』を手掛けた人物で、まさに生ける伝説といえるライター。ダークナイト・リターンズの作風さながら、彼が描き出すハードボイルド調のスーパーマンは、他ではなかなかお目にかかれません。また、アーティストのジョン・ロミータJr.『キック・アス』や『デアデビル』などの名作を数多く手がけた人物。彼が描く骨太なアートは必見です。

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また、『バットマン:ラストナイト・オン・アース』のスコット・スナイダーとグレッグ・カプロのコンビは、長年バットマンを手掛けており、大型イベント『バットマン・メタル』も担当しているベテランコンビ。バットマンのことを知り尽くし、宿敵ジョーカーとの決戦も手掛けた彼らだからこそ描ける、バットマンとジョーカーの物語は必ず引き込まれること間違いなしです。

魅力その② 
独創的で挑戦的なストーリー

BLACK LABELは読み切り作品で、クリエイターの想像力がふんだんに活かされた、挑戦的なストーリーが描かれます。
例えば、『バットマン:ラストナイト・オン・アース』は、荒廃したDCユニバースで、20年昏睡していたバットマンが、生首だけになったジョーカーに導かれながら自身の過去の謎を突き止めるべく旅をする、というストーリー。これはメインストーリーでは決して生まれることがなかった物語ではないでしょうか。

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▲生首になってもジョークのキレは落ちないジョーカー

そして今月刊行の『バットマン:スリー・ジョーカーズ』では、ジョーカーが3人いるという恐ろしい設定で物語が描かれております。アメコミは歴史が長く、キャラクターの性格は多少なりともぶれていくもの。そのぶれていた性格を犯罪者、道化師、コメディアンという3人のジョーカーがいるという設定に持ち込む、こういった手法がとれるのもBLACK LABELならではかもしれません。

DCファンなら必ず引き込まれること間違いなしの、BLACK LABEL作品。

いかがでしたでしょうか。気になるタイトルがあれば、まずは試し読みから触れていただければ幸いです。また、なんだか敷居が高そう、と感じる読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、BLACK LABELはすべて読み切り作品。事前知識がなくても、ここから読み始めて楽しむことができる内容になっております。

また、すでにお読みの方で、おすすめのシーンなどございましたら、コメントでお聞かせください! 他にも、こんな記事が読みたいなどございましたらお気軽に書き込んでいただければと思います。