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なぜ勉強する必要があるのか。

皆さんこんにちは。

いきなりですが、皆さんはもし自分のお子さんや周囲にいる子供たちから

『なぜ勉強しなくてはいけないの?』

と聞かれたらなんと答えますか?

僕は子供もいませんし、今の所できる予定もありませんが(笑)ふと、そんなことを考えたので今日はそれについて書きたいと思います。

恐らく、誰しもが生きてる間に親や先生や、その他の誰かから『ちゃんと勉強しなさい』と言われた経験はあるのではないでしょうか。

僕自身は両親から勉強を強要された経験は一度もありませんが、子供の頃から超がつくほどの生意気なク○ガキだった僕は、先生や周囲の大人が『なぜ勉強する必要があるのか』という問いに対しての本質的な答えを持ち合わせていないのにも関わらず、「将来のため」とか「良い大学に入って良い会社に入るため」「とりあえず大人が必要だと言ってるんだからやっとけ」という答えになってない理論を振りかざして勉強を強要することが大嫌いでしたし、徹底的に反抗してきました。

しかし、僕は子供の頃から『勉強』が特に嫌いだったわけではありません。(好きだったとは言いませんが)僕が12歳から16歳まで所属していたJFAアカデミーでは、毎日必ず一時間以上勉強時間が設けられていたし、毎月ロジカルコミニケーションスキルというカリキュラムが組まれていたので、勉強する習慣はありました。

しかし計らずも16歳でプロサッカー選手になったこともあり、受験勉強もしたこともなければ塾に通ったこともなかったので普通の人と比べて、いわゆる机に向かってやる『勉強』はあまりしてきませんでした。

そんな僕は今28歳になったわけですが、今が一番人生で勉強しているのではないかと思います。

それは今まで、いわゆる机に向かう勉強をあまりしてこなかったことを後悔してるわけではなく、勉強するということの楽しさや大事さを深く実感し、『なぜそれが必要なのか』がわかった気がするからです。

机に向かう勉強も、もちろん大事なことだと思うし、なぜ勉強が必要なのかという問いに対する答えは一つではないと思いますが、僕の答えは

『正解のない自分の人生を自分で考え、自分で選択するため』

です。

以前から僕のnoteを読んでくれている人はご存知かもしれませんが、この数年で僕には沢山の大きな試練が訪れました。

自分の人生に対して瞬間、瞬間に誰の責任でもなく自分自身の責任で決断を迫られる時が何度も何度もありました。

それはドイツにいる今も同じです。

目の前に二つの道があれば、誰もどっちが正しい道かは教えてくれないし、そもそも正解はありません。

しかしどれかの選択肢を自分自身で選択しなくてはいけないのです。

その際にはもちろん直感や、運などもすごく大事な要素だと思いますが、自分の決断を後悔しない選択をする為には、やはり選択肢を広げるための知識や知恵が必要であり、選択肢を広げられるほどの知識や思考があれば、そもそも目の前の道は二つだけではなく三つにも四つにもなるかもしれません。

そして選んだ道を正解にしていくためにも勉強し続け、軌道から外れそうな自分を修正し、道に戻してあげることが大事なのではないかと思います。

僕は今、何か二つの選択肢があったらあらゆるケースを熟考した上、それでも迷えば必ず自分が恐いとか危険だと思う方を選ぶようにしています。

何かを決断する時に僕の背中を押したのは、本で何度も読んだ先人たちの知恵であり言葉であり、熱い想いで、彼らの言葉に本当に何度も何度も勇気付けられ救われました。

もちろん本で学んだことだけではありません。
直接自分の目で見て感じたことや人から教えてもらったこと、挑戦して大失敗したこと、その全てが学びであり勉強であったと思います。

しかし、その実際に自分で経験したことも学びになってるとはいえ、やはり知識や知恵は大事だなと思います。

自分で経験できることには限界がある。

12世紀のフランスの哲学者ベルナール・ド・シャルトルの言葉に

『巨人の肩に乗っているから、遠くを見ることができる』

という言葉があります。

自分の人生の経験から学べることには限界があります。

しかし先人たちの知恵や歴史を学べば、もっと広い世界を見ることができるかもしれないのです。

思い返せば、自分の今までの人生の中であの時この言葉に出会っていたらあんなに落ち込まなかったなとか、もっと違う選択ができたなという時があります。

皆さんご存知のように『勉強』という日本語は英語だと『Study』と訳されるわけですが、その語源はラテン語の『情熱』『熱意』を意味する『Studium』であり、『学生』と訳される『Student』は『情熱をもったあらゆる人』が語源です。

だから何歳だろうと勉強を始めるのに遅いなんてことはなく、逆にここまで勉強したら終わりなんてこともありません。

29歳になる今年も『情熱』をもった『Student』であり続け、何事からも学び、そうして得た経験や知識が、いつか結果として誰かの支えになり、きっかけになれば最高です。

読者の皆さんの『なぜ勉強する必要があるのか』に対する答えも、もし良かったらコメントやTwitter、Instagramなどで教えてください。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

ではまた。

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