36歳元教師の半農半X(前編)
「半農半X」とは、読んで字のごとく、「半分が農業で半分がX」ということです。
私なりの解釈としては、
生活(または仕事や社会的な役割)のうちの半分を農業に使って、自分や家族が食べる分の食料を自給しましょう。
そして、残りの半分は自分の得意なこと(X)に使って社会や地域で活躍しましょう。社会貢献しましょう。お金を稼ぎましょう。
ということです。
半農半歌手や半農半画家、半農半大工がいてもいいんじゃないか、ということですね。
(厳密には違うのかもしれませんが、概ねこんな感じです。笑)
「半分」と言っても、厳密に半分の時間を使うというわけではないです。
食料を自給しましょうと言っても、自分の家で食べる野菜や米をすべて栽培しましょうというわけでもないです。
15万円分農業で稼いで、残りの15万円を得意なことで稼ぎましょうというわけでもないです。
塩見直紀さんとしては、
「米と大豆などを自給できれば、1人暮らしの人は月に10万円弱もあれば生活費として足りるのでは」
といったことを提唱されていました。(たしかそんな感じのこと)
大豆があれば味噌や醤油も作れますし、納豆や豆腐だってできます。ご飯とみそ汁が食べられます。もちろん、米と大豆だけでは生きてはいけないので、足りない部分は購入する。その際に必要になるお金は、自分の得意を生かして稼げばよいというわけです。
私は、この「考え方」に惚れこみました!
今までの考え方をひっくり返されたような気になりました。
ちょうどその頃の私は、
「お金って、いくら稼いでも(お金の)不安が消えるわけではないのでは…?」
ということを考えていたり、
「政府がベーシックインカムを実現してくれないだろうか。そうすれば今の自分の生き方を見直せるのに…」
と期待していたりする時期でした。
お金の稼ぎ方、時間の使い方にモヤモヤを感じていた頃でした。
そんな私は、「半農半X」と出合ってから
毎日必ず8時間働かなくてもいいんじゃね?
そんなにたくさんお金って必要じゃないんじゃね?
(教師という仕事以外でも)自分の力が生かされる場所があるんじゃね?
と考えるようになりました。
何度も言いますが、考え方に惚れこんだわけで、
「半農半Xこそ正義」とか
「みんなも実践してほしい!」と言いたいわけではありません。
視野が大きく広がった瞬間だったように思います。
そんな自分が次に考えたことは、
もちろん
「自分だったらどんな半農半Xを実践できるだろうか?」
ということです。
ということで、長くなりそうですから、
「36歳元教師である私の半農半X」については、また次回以降に!
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