ベトナム滞在記録2【ローカルアートに触れる】
どうも
ダナンは雷雨悪天候から一転、晴天。
10月末には日本へのフライトということで、僕ら家族の暮らしの旅も本当の本当に終盤です。
最終日まで天気が保つといいな。
先日はダナンファインアート美術館に行ってきました。
ベトナム中部で初めての美術館として2016年12月に開館したようです。
現代美術や民俗的な古美術品を合わせて400点以上の展示があるようです。
近くの博物館などではベトナム戦争のことについて取り上げられていることが多いのですが(とっても重要なこと)
このエリアの元々の民族的な暮らしについては扱っている場所は少なく意外と貴重な文化体験施設だったりします。
ダナン周辺やホイアン郊外は元々とっても穏やかな田園風景が広がっていたエリアです。海が近いことや川が近いこともあり交易が盛んなことはもちろんなのですが、小さな村では漁業と小規模農業により家族型で生計を成り立たせていたことが伺えます。
今でこそダナンはリゾートとして開発が進んできていますが、今でもダナンからホイアンに向かう道ではとても美しい田園風景が広がっています。
ベトナムはそもそも中華エリアの統治エリアだったことがあるくらいそっちの文化的、宗教的、政治的(仏教や儒教)などの影響を受けていますが伝統的な各地域ごとの土着信仰も根強く残っています。
日本と近しい氏神的存在(厳密には違うが)や八百神的な自然信仰も分厚い地域です。
そういう信仰は生活の至る所に習慣として残っていて、そういうベトナム中部の美しい伝統的暮らしの眼差しに溢れていました。
それだけでなくベトナム戦争の当時の情景を描いた作品や、現在にも続く社会問題などへのメッセージを感じる作品もありその点はメキシコオアハカにあるアートを通じた社会活動と同じエネルギーを感じました。
日本人の方のコレクションも展示されていました。
まさに"Art for peace"
伊藤氏の願いを強く感じられるコレクションでした。
デンマークの田舎の美術館もそうだったけど、小さな美術館はそのエリアのアイデンティティを体験できる素晴らしい施設。
個人的には現地の生活からインスピレーションを受けたであろう様々なローカル思考の作品が好みなのでダナンファインアート美術館はとても好みでした。
こういう場所があることが価値だなー。
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