「睡眠時無呼吸症候群」④「マウスピース(口腔内装置)」と「注意点」
「睡眠時無呼吸症候群」④「マウスピース(口腔内装置)」と「注意点」
「マウスピース(口腔内装置)」
(対象)
いびき症、軽度から中等度の患者、重度のCPAP継続が困難な人。
CPAP装置から出る空気圧が気になり、眠れなかったり、つけれない人。
(方法)
上下一体型のマウスピースを上下の歯の間に固定して、下顎を前に引き出して、気道に空間を作り、閉塞を軽減させる。
(副作用)
顎関節の傷み、唾液の分泌が多くなるなどの副作用が報告されている。
短期で出る場合と長期で出る場合がある。
(適応外)
1,残っている歯が少ない
2,重度の歯周病
3,重度の鼻閉
4,重度の顎関節症
5,重度の扁桃肥大
6,重度の顎形態異常(小顎症)
7,重度の精神障害
(観察)
2週間後経過観察する。
問題無い場合は、歯科口腔内装置使用しての再検査を医科に依頼する。
問題ある場合は、下顎移動量を再調整をして、2週間後再度経過観察する。
長期の経過観察(2年程度)が必要である。
「注意点」
医科の「診断書」があれば、歯医者が作る「歯科マウスピース(口腔内装置)」に「保険」が適用されます。
「睡眠時無呼吸症候群」の検査をしている内科や耳鼻科を、ネットや電話などで探して、「睡眠時無呼吸症候群」の「診断書」を書いてもらってから、歯科に持って来て下さい。
また、「マウスピース(口腔内装置)」を作れる歯医者と、作れない歯医者が、いますので、必ずネットや電話などで確認してから、歯医者に行ってください。
経験からは、
「マウスピース(口腔内装置)」は、CPAPの装置からの空気圧が気になり、眠れなかったり、つけれない人には有効です。
個人差はありますが、効果が出る人が多いですね。
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