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楽しいと思えるまでやりたいこと

今回はつまらない自分語りかもしれませんが、自分の中の気持ちを整理するのも兼ねて書こうと思います。お時間あれば、読んでもらいたいです。

私は高校の時から朗読をやっています。それが女優になりたいと思ったきっかけでもあります。

朗読は、高校で放送委員会に入り、アナウンスと朗読と制作で選ぶとなった時に、なんとなく面白そうだと思って始めたものですが、今では私のライフワークだと思っています。

始めた当初は、校内の選考会を通ることができずに、大会に出場できない程度のレベルでした。

私が高校1年生の時、3年生の、朗読が上手で頼りがいのある先輩が後輩たちに言った言葉を今も覚えています。

「朗読が楽しくないやつは朗読するな」
愛のある厳しい言葉も言える先輩でした。

その言葉を聞いて、私は楽しいと思って朗読をしていないな、と思いました。だからこそ、この言葉が突き刺さりました。

だからといって、止めるわけにもいかないし、やめたいとも思いませんでした。

その時から、
楽しくなるまでやってみよう、

と思うようになりました。

一年生の夏に、2回目の校内選考会があり、私は今回こそ大会に出たいと思い、かなり力を入れて練習していました。

選考会前日、よく声が響く視聴覚室の中で、私は数人の同級生の前で課題の原稿を朗読しました。

原稿は、西加奈子さんの「影」という短編のラストシーン。

その原稿の中で、

「幽霊、出たわよ」

というセリフがありました。
そのセリフを声に出した時、空気感が変わるのが分かりました。

みんなが私の声だけを聞いている感じ。その空間すべてを私が支配しているような気持ちになりました。

その感覚が忘れられない。先輩が言っていた
「楽しい」が少し分かったような気がしました。

でも、その時ほどの手応えをそれ以来感じていません。もちろん実力はそのときよりもずっと高くなったとは思うけれど、実力の有無とは関係ない、「感動させる力」があの時にはあったのです。

あの時の感覚をもう一度、もっと大きな舞台で感じたいがために、私は朗読を続けたいのかもしれなせん。そして女優という形で、職業でもその感動を実現させたいのかもしれません。

↑何の絵でもない抽象画

今度朗読したら音声もnoteに載せようとおもってます。良かったら聞いてください

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