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ついにコナンを観に行った


やりました。ついに劇場版名探偵コナンを観にいくことに成功しました。公開から早一ヶ月。公開初日に行くのを躊躇い、GWの繁忙期に行くのを諦めたクズに僕が、ついに静かな平日の映画館でコナンを楽しむことができました。万歳です!

ネタバレ気にせず

相変わらずオープニングが流れた瞬間に、大袈裟な表現ですが、2024年という時代に生きてて良かったと思える感動が押し寄せました。最早洗脳されているような感想ですね笑 ですが緋色の弾丸を劇場で観てからというもの、毎年そう思うんです。
オープニングの映像自体はいまいちでしたが(コナンのメインテーマに「和」の要素が入るのはあまり好きではないからです)、それでもやはり鳥肌が立ち、感涙しそうでした。

もちろん、今作も良かったですね。
いや、最上級に良かったですね。

僕はなんというか、コナンが脇役に徹する作品が好きなんですよね。もちろんあのガキが主人公ですから、何を言っとるのだと思われるでしょうが、コナンの映画は、もうバックグランドがしっかりしている登場人物ばかりなので、コナンに活躍させようとすると、全体のバランスが崩れてしまう気がします。コナンが一歩引くことで、登場人物全員が躍動し、作品のクオリティも急激に上がります。

今作はその極みと言っていいかもしれません。

キッド、コナンたち警察、敵、敵。四つ巴の、ゴールデンカムイ顔負けの金塊争奪戦が繰り広げられました。4つの勢力がそれぞれ思惑を持って動き、そしてそれが自然に交わり合う。混ざり合った時のワクワク感といったらそりゃまぁ、筆舌に尽くし難いです。キッドが剣を盗み、それをコナンと平次が奪い、さらにそれを敵勢力二つが奪い合う場面が、僕の中でボルテージが最高潮に達した場面です。

この場面はコナンが中心にいながらも、コナンの物語ではないんですよ。最高か。

ああいうのを見せられると、もう本当に悔しくなります。
キャラ映画だけで十分やっていけるのに、ここまで面白い作品を作ろうという意気込みが感じられるだなんて、心の臓から羨ましく、嫉妬してしまうのです。

全体のバランスでいえば、シリアスとコメディのバランスも絶妙でしたね。キッドが出るとなんだかファンタジーのようなふわふわした雰囲気が出ますし、平次が出ると、まぁ彼は単純な馬鹿ですから、若干ふざけた空気になりますよね。
それが映画のシリアスなプロットの邪魔になることを危惧していたのですが、絶妙でしたね。重厚でシリアスな展開を用意しつつ、場面転換が多いので、その合間にコメディを入れるという手法でした。上手いですね。

無理なく笑い、無理なくプロットを追うことができて、もう純粋に楽しかったです。

やっぱり悔しい。

そのくせ恋愛パートの書き方も、キャラ映画としての書き方も格別なのですから、本当にコナンの映画は向かうところ敵なしになっているような感覚です。

そしてこれは言っておきたいのですが、本当に平次がカッコ良すぎーー

続く

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