日本のはじまりの島という「淡路島」(2)
昨年書いた日本のはじまりの島という「淡路島」という記事、神秘的でロマンあふれる日本のはじまり「おのころ島」が淡路島の沼島だという理由がイマイチ理解できなかったので、その理由を確認するために「沼島」に。
そこでは数々の面白い発見が。
国生み神話のおのころ島とは
日本ができた国生み神話は、「日本書紀」「古事記」に描かれた天地創造の神話。
それは、多くの神々が住む高天原から伊弉諾と伊弉冉の2神が国生みを命ぜられて日本の島々を創造したはなし。
伊弉諾と伊弉冉の2神は、天の浮橋に立ち、天の沼矛で大海原を「こおろこおろ」とかき回し、矛の先から滴る潮の雫で出来た島がおのころ島。
そのおのころ島が沼島であり、次に淡路島が出来たと考えられています。
その淡路島は、伊弉諾尊と伊弉冉尊が余生を過ごした島といいます。伊弉諾神宮が淡路島にある理由です。
因みに、国生みの舞台としては全国では10ヶ所を超える候補地があるらしいですが、沼島は最有力候補だそうです。
では、沼島が国のはじまり(おのころ島)という理由を見ていきます。
沼島が国のはじまりだという理由
その1.沼島から1億年前の地質が発見
8,000万年前の地質を持つ淡路島の南にある沼島は、中央構造線を隔てており約1億年前とさらに古いことが判明しています。
沼島は地下深くから隆起した岩石により出来た島、1994年に発見された下の写真の「地球のしわ」といわれる岩石は沼島以外ではフランスとカナダでしか発見されていないとのことです。
感想:
渦を巻いた世界でも珍しい岩石~、ダイナミックな地殻変動を物語る約1億年前の地質を持つ根拠があるのはおのころ島として信ぴょう性が高いですね。
その2.沼島の名前の由来と島の形状「勾玉」
沼島の「ぬ」は「古代」「美しいたま」という意味、そのたまは「玉」「魂」で表される古語。
この島のカタチが先史・古代の勾玉に見えると言う事から、沼島がおのころ島だという説が。
沼島のカタチが生命の源のイメージとなり国生み神話の発端となったとも考えられると言います。
皆さまはどう思いますか?
感想:
同じコの字型であり上の例の写真を裏返すと勾玉に似てるともいえる。。。
後付けのような気もするけど、この偶然も何か神がかり的🤗
その3.鳴門の渦潮
沼島のすぐ隣には、大潮の際の渦の直径は最大で30mで世界最大級という有名な鳴門の渦潮がある。
伊弉諾尊が大海原をかき回したという所?
感想:
偶然とは思えず、日本書紀や古事記を書いた6世紀頃にはこの渦潮の存在を知っていたのでしょうか??
その4.上立神岩
この上立神岩は、伊弉諾尊が大海原を「こおろこおろ」とかき回した天の沼矛の矛の先という矛型の岩。
感想:
確かに矛先に見える岩は雫がしたたり落ちたようにも見える不思議な岩。そしてこの神話の舞台が沼島だと確信へと。
さらに興味深いのは、この矛の真ん中にはハート💗が!😲
その5.上立神岩の反対側の景色
わたしがなにげなく撮った上立神岩の反対側の景色の写真をよく見ると岩のカタチが神さまが膝まずいて下界を見ているようのように見えてきた😲
沼島の案内書にはどこにも書いてないけど、そう見えるのはわたしだけ???
感想:
新たな発見??? 気のせい??? 驚いて動揺してます🤣
その6.この人口400人の小さな島に自凝島神社、沼島八幡宮、弁財天沼島、他があること
自凝島神社の名の由来は、天の沼矛で大海原を「こおろこおろ」とかき回し、矛の先から滴る潮の雫で出来た自ずと凝り固まってできた島の神社ということで自凝島神社。
沼島八幡神社は、1436年に京都の石清水八幡宮の分霊を勧請したと伝えられる。
弁財天神社は、地元で弁天さんと呼ばれ、海の守の神、戦の神として信仰されています。
感想:
この周囲約10㎞、人口約400人の小さな島に、神社は上記3社のほか山の大神社に神宮寺とあるのも伊弉諾尊と伊弉冉尊2神への信仰が熱いからなのでしょう。
おまけ
太陽の道(サンロード)
沼島から淡路島に渡ったのが夕刻になり、車で帰ろうとしたときに見た景色が美しかったのでパチリ。大海原は凪の状態で、陽が沈む前に太陽の道が現れていた。
ひょっとして天に導かれているのかも😂
淡路SA(上り)
国生み神話とともに、明石海峡大橋と明石市の夜景が楽しめました。
最後に
沼島にはこのほか古墳もありますし、これまで見てきたことはとても偶然とは思えず沼島が国生み神話の舞台であったとわたしは信じます。
今回沼島に行ってみたのですが、偶然撮った写真も含めて見れば見るほど神秘性がより一層増したような気がします。
これが一層のロマンを感じるわけなんですね。
また沼島に呼ばれるような気がする。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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