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「トヨタ自動車創業家」の菩提寺

昨年12月に参拝した「雪の庭」「安珍・清姫伝説の鐘」で有名な京都にある「妙満寺」
この時にこのお寺に愛知県からグローバルカンパニーとなったトヨタ自動車の豊田一門が眠っていると知って驚いた。
(ヘッダー画像の右側の仏舎利大塔に眠る)

何故、愛知県出身の豊田一門のお墓が京都に?

因みに、わたしはトヨタ自動車には友人がいるぐらいで何の関係もないけども。知りたいだけ。。。

この疑問を常に持ちながら、雪に包まれた静寂の妙満寺を再び訪れた。

そうすると、運よく住職さんとお話をすることができ意外な事実がわかった

(せっかくなので、間に妙満寺の美しい画像を挟みます)

比叡山を借景とする有名な「雪の庭」


妙立寺みょうりゅうじ】豊田佐吉翁、豊田自動織機時代

現在のトヨタ自動車の礎を築いたのは、豊田自動織機で成功したトヨタグループの創始者豊田佐吉翁。

慶応3年(1867年)静岡県湖西市で豊田伊吉氏の長男に生まれ、発明家であり自動織機を開発。戦後最大の発明をしたといわれる。

事業を起こした際に、心の支えとしたお寺が静岡県湖西市にある日蓮宗「妙立寺みょうりゅうじ
(妙立寺は戦前までは顕本法華宗本山けんぽんほっけしゅうほんざんだったが、政府の意向により日蓮宗となる)

実は、もとは顕本法華宗大本山けんぽんほっけしゅうだいほんざんである京都妙満寺の末寺だったことから、豊田家は京都妙満寺にも参拝しているという。

雪化粧した妙満寺本堂 御本尊は三宝尊
いつもの妙満寺本堂


常楽寺じょうらくじ】豊田喜一郎、トヨタ自動車工業時代

昭和8年(1933年)に豊田自動織機内に自動車部が開設、昭和12年(1937年)に豊田佐吉翁の長男豊田喜一郎氏トヨタ自動車工業2代目社長として就任(初代は佐吉翁の娘婿利三郎氏)。

その際、名古屋市千種区周辺に工場を持ち、千種区にある日蓮宗「常楽寺じょうらくじ」の檀家となる。なんともこじんまりとしたお寺だそうです。
(常楽寺も戦前までは顕本法華宗本山けんぽんほっけしゅうだったが、政府の意向により日蓮宗となる)

この常楽寺も同様に、以前は京都妙満寺の末寺だった。

妙満寺本堂からの眺め

覚王山かくおうざん 日泰寺にったいじ

そして、住職さんが続けて仰ったのが、
現在、豊田家一門は常楽寺と同じ千種区にある何の宗派にも属さない日泰寺で眠っていると。

いぜん聞いたことがあるお寺の名前、、、そうだkojuroさんから茂作先生へと繋がれたnoteの記事
「機会を見つけて行きたい」とコメントを書いたので記憶に残ってたんです。

そこでわたしは住職さんに、
「日泰寺は、お釈迦様のお骨を祀っていると聞いたことがあります。ここ妙満寺の豊田家一門が眠っている仏舎利大塔もお釈迦様が見守って下さっているんですよね」、と知ったかぶりの事を伝える。

釈迦に説法ですけど。。。💦

仏舎利大塔
正面で微笑むのは釈迦如来像


豊田家一門が妙満寺に眠る理由わけ

現在、豊田家一門は日泰寺に眠っているというが、現在宗派が変わっても豊田佐吉翁の菩提寺妙立寺、喜一郎氏からの菩提寺常楽寺、ともに元顕本法華宗大本山けんぽんほっけしゅうだいほんざんであった妙満寺への思いは強い

だからこそ、分骨をしているという。

豊田喜一郎さんの長男章一郎さんは毎年欠かさず、そして章一郎さんの長男章男社長は京都にお越しになる度にお参りになる

豊田家は、トヨタ自動車グループがどれだけ発展しても謙虚な気持ちを持っていて、菩提寺の宗派を問わず妙立寺、常楽寺、日泰寺、妙満寺と、ご先祖様を大切にして欠かさずお参りになっていて感心するといいます。

トヨタ自動車の強さ、
それは豊田家の縦の糸がSDG’sに繋がっていることなのでしょう。

ご先祖様との縦の糸、noteなどの横の糸、この世はいろんなことが縁で繋がれていますね。

※住職さんのお話をメモを取らずに記憶だけを辿りましたので、もし記憶違いがあった場合でもご容赦願います。

※1月26日、この記事を書いているタイミングで14年ぶりのトヨタ自動車社長交代の発表があったことにも驚きました。

一枚岩の大きな手水鉢に感動、凍ってました

最後までお読みいただきありがとうございました。


釈迦如来像 合掌

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