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商売の厳しさを知る

2月初めのまだ寒い頃、自転車屋さんに100円でパンクを直して貰い、心温まった記事を書きました。
だけど、その自転車屋さん、今後経営していけるのかと不安になったものでした。

その後、つい先日、この街に昔から住んでる近所のおじさんと立ち話をしていると、かつて近くには個人経営の自転車屋さんがあったが、景気が悪くなり廃業したという。

3年ほど前に引越ししてきたわたしには初耳だった。

そして、このような会話が。

わたし「先日自転車の後輪がパンクして遠く約1.5㎞先まで押していくのが大変だった。その近所の自転車屋さんが残ってたらよかったのに。」

おじさん「景気も悪く商売にならなくなって廃業したんでしょう。」

わたし(嬉しそうに)「わたしはパンクした自転車を見てもらったら、なんとわずか10分ほど、100円で直してくれたんです!
「虫ゴムの交換だけで済んだので良かった、だけど自転車屋さんも手を黒くして冷たい水に触り100円だと商売にならないから大変ですよね。」

おじさん「それは良かったね、だけど虫ゴム交換で100円も取るなんて一見さんだから足下みられたんじゃない? せいぜい30円だよ。僕を通してくれればよかったのに。」

わたしえっ--------! そんなこと言ったら自転車屋さんが可哀そう。

おじさん「自転車屋さんにとって30円を100円にしたところで収入に大きな影響はないでしょう。それより信頼を築くため気持ちよく30円にしなきゃそして「また来てね」とだけ言えばいい。

わたしう-----ん、自転車屋さんにはあまり用事が無いけど」

おじさん「いずれにしても足下見て商売したら、その自転車屋さんはいずれ痛い目に遭うよ。」

わたし「その自転車屋さんが無くなったら困るんです、頑張って続けて欲しい


思い起こせば、わたしが自転車修理代金を聞いたときの自転車屋さんの返答、
「虫ゴム交換だけなので、えーっと100円頂ける?」だった。
確かに、お代の請求が疑問文っておかしい。
これも田舎だからか、京都ならではなのだろうか。

商売って難しいんですね、以前住んでた東京とは明らかに違う。

京都の人は厳しい、
だけどこの厳しさを乗り越えてこそ、とてつもない世界的企業が産まれるのかも。

よく働いてくれたマイママチャリ アサヒビールタワーを背景に

最後までお読みいただきありがとうございました。


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