見出し画像

今年は米作りにチャレンジ(5)!【雑草抜きと稲架掛け準備】

今年始めたお米作り、田植えから約3ヶ月が経ち今回は稲の横に生えた雑草抜きにチャレンジしました。

先週の台風の影響を気にしつつ、今日は前回と同じく35℃を超える猛暑になるというので、熱中症対策と虫よけに水筒を携え準備万端。


そして、運営者(田主)から今回の実施要領を聞く。

1.来月には稲刈りを行うので、その収穫した稲を天日干しするための稲架掛けはさがけ(稲を乾燥させるための木組み)の準備をする。

2.
農薬をほとんど使用していないため、稲の周りの雑草を手摘みする。

3.滋賀県大津市からの依頼で、生き物観察の一環で田んぼの中のカエルの写真を数多く撮ってほしい。

そして、炎天下の作業のモチベーションとなるお話。

1.暑い中大変だけど、天日干しのお米は圧倒的で格別に美味しい。
 機械乾燥は手間もかからず高温で瞬時に乾燥させるが、天日干しは真逆で数週間とかなりの時間と労力をかけるので大量生産できなくビジネスにはなりにくい。太陽と風、そして人の手だけで乾燥させるんです。

その美味しい理由は、お米にストレスをかけずにゆっくり乾燥させること、稲藁の養分がお米にじっくり吸収されていくこと、アミノ酸と糖の含量が高くなる、など諸説あるようです。
 
毎年、お米を手に入れた後、嬉しさのあまり人に配るとリクエストが相次ぎ自分の食べる分が殆どなくなったという話を聞くので気を付けてください(笑) それほど美味しいですよ。

2.農薬は殆ど使用していないため、安全なお米。
農薬不使用だと美味しいという人もいるけど、味はそんなに変わらない。今日田んぼを見てわかるように、稲の周りには雑草が結構生えているのは農薬を殆ど使っていないため。農薬を使用すると、味はそんなに変わらないのに収穫量は倍ぐらい違うという

殆どというのは、田植え後水を張った際の植え付け直後に安全な微量の除草剤を使用してるのみ(殺虫剤や殺菌剤等ではない)で、これをしなければ旺盛な雑草に稲は育ちにくく害虫の隠れ家にもなり害虫被害にあうことになるという。



雑草抜き

前回のわたしの田の区画の様子

土手や畦道の草刈りをして終了。

7月16日、草刈りを実施

今回のわたしの田の区画の様子

台風の影響も無かったようで、稲が実ってる。
前回の草刈り後約1か月で随分生長したものだと感心。

稲穂とともに背の高い雑草も

けど、よく見ると。
ところどころに黄色い花が咲いている。本日は、この草を抜く作業。

稲の周りに雑草


この雑草抜きは思いのほか骨が折れる。
というのは、
雑草に栄養を取られないように抜かなきゃと気合を入れ、田の真ん中まで進むがぬかるんでいるため足を取られて身動きが取れない。それに、雑草も力強く根を生やして簡単には抜けない。

で、畦道近くの雑草を中心に抜くことに。
全体の3/4ぐらいは抜いたので、良しとしよう。

稲の周りに生えていた雑草


稲架掛けはさがけ(稲を乾燥させるための木組み)の準備

今回は、他チームの方がしてくれることになった。
暑かったのでラッキーと思いつつ、少しは手伝いたかったな。


草刈り後の全景

棚田を上手から見ると前回に続き美しい景観。
熱中症になりそうだった雑草抜きの苦労も、この風景を見ると疲れが吹き飛ぶ。が、おやっ?と左下の稲の様子がおかしいことに気づく。

拡大してみると、一部が荒れている。
台風の影響にしては一部だけとはなんだか不思議。

田主に聞いてみると、犯人はイノシシだという。
どこかの柵をこじ開けて、数頭が田の真ん中でじゃれあって暴れたのだろうと。

不謹慎だけど、わたしの区画でなくて良かったと思ってしまった。まだまだ人間が練れていない😣


最後に

今回依頼されたカエルの写真、どうやら暑すぎたせいなのか一匹しか出会えず、しかも写真が撮れなかったという失態。

大津市の生態調査のお役に立つことができなかった。

米作りは、獣、虫、鳥、による被害、そして雑草、自然と向き合い、進めていく大変な作業。農家さんには、ただただ感謝しかありません。

来月は稲刈り、そして再来月ぐらいには天日干しの新米が食べられるかな。
その楽しさをモチベーションにもうひと踏ん張り頑張ります!


最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

今日やったこと

サポートをしていただけたら大変嬉しいです! 循環生活の潤滑油として使わせて頂きます(^^) Mail:contact@shokusaiadcom.jp