藍色とインディゴ地平線
約2週間前に「藍の魅力」という記事を書いたのですが、
今日noter仲間のhisataroh358さんがアップした「インディゴブルー 〜 色の意味合いについて Vol.1」という記事にスピッツの楽曲「インディゴ地平線※」から「インディゴブルー」という色の深い考察が、、、
※「インディゴ地平線」はアルバムタイトルでもあり、スピッツの大ヒット曲「チェリー」「渚」が収録されています。
この記事には「なるほど~」と目から鱗が。
そこで、わたしも藍色からインディゴ地平線の歌詞について考えてみました。
藍色について
わたしの記事「藍の魅力」では、「藍」は日本を示す象徴的な素晴らしく美しい色として紹介。
藍色が日本を象徴する色である理由は、
「明治時代の日本では街が深く鮮やかな藍色で溢れていた」、
といい日本独自の発酵技術から生まれたもの。
小泉八雲らが美しい藍色の日本に驚いたほど。「藍四十八色」、
多様な藍色があるというのも日本のきめ細かな美意識に影響をしている。
また、ジャパンブルーやサムライブルーの由来は、
「日本の国土を象徴する綺麗な海と澄んだ空の色」と思われがちですが、
日本の色は日の丸の赤だけでなく、藍色が親しみのある日本文化に根付いた象徴的な色ということなのですね。
海外でのブルーのイメージ
(hisataroh358さんの記事より参考、一部引用)
海外ではBLUEはネガティブなイメージもあるようです。
語源はアメリカの奴隷制度時代に遡るようで、過酷な農作業を休めるのは雨の日くらいで、青い空がどこまでも続く晴れ渡った日には、厳しく辛い労働が待っていたことからブルーはネガティブなイメージの色だとも。
確かに、気持ちが晴れないときや落ち込んだ時などはBLUEと言いますからね。
スピッツの楽曲「インディゴ地平線」
この歌詞の解釈にはなかなか苦しみましたが、青という色が多様な意味を持つということで理解した気がしてます。
hisatarohさんに感謝、ありがとうございます。
スピッツもアルバムタイトルにつける(選ぶ?)ぐらいなので、強く訴えたかった意味が含まれているのでしょう。
「インディゴ地平線」歌詞の意味
スピッツが訴えたかったこと、
あくまでわたしの解釈ですが、
地平線の向こうの空と海の間にあるのは、遠い記憶にある素晴らしく美しい藍色の日本。
だけど、主人公が今いる場所は、プレッシャーに押しつぶされそうで過酷な今にも身体が壊れそうな青い空の下のブルーな現代社会。
自虐的に壊れてみようだとかクズだとか骨だけのつばさだとか言ってしまう精神的にはギリギリの状態。
この荒んだ現代社会に揉まれて藻掻きながらでも「君にみせたい」、美しく輝く藍色の日本。
だけど、
そんな不安も抱えながら、
地平線の向こう、そこには希望の光(理想的な場所、国)が間違いなくあり彼女に見せてあげたいと。
現代社会にもがき苦しんでいても愛している彼女に希望のある場所に連れて行ってあげたい、そんな風に受け取りました。
スピッツが訴えたかったのは、
「決して希望を失ってはいけない、美しい場所に向かって走ろう!」ということでしょうか。
hisataroh358さん
hisataroh358さんは有名な方ですので、わたしがご紹介するまでも無いと思いますが念のため。
hisataroh358さんは、あらゆるジャンルの音楽に造詣が深く、またその音楽を取巻く歴史や社会や環境を交え興味深い記事を書くわたしの好きなnoterさんです。
最後に
この記事を書くにあたり、「インディゴ地平線」を何度も聞き直しました。そうすると、不思議なことに少しづつ歌詞が脳裏に焼き付き、、、意味が自然と理解できるようになり好きになりました。
音楽って良いですね。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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