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サスティナブルな共感型モデルへの道

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世界の要請であり、地方、地域の在り方でもある持続可能な循環型社会へのシフトとそれを支える事業について考えます。
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2021年12月の記事一覧

SDGsで明らかにするビジョンとパーパス

SDGsで明らかにするビジョンとパーパス

毎年11月の終盤に、私も理事の末席に籍を置くNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の更新研修会が開催されます。この非営利団体は地域に安心して住宅の改修、維持保全が出来る環境づくりを目指す非常に生真面目な団体で、有志の工務店、リフォーム事業者、及びメーカーや商社などの関連会社が集まって毎月活発な活動を行っています。どのくらい生真面目かというと、兵庫県の住宅改修事業所登録よりも厳しい審査基準を設け

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蜂蜜絞りディスプレイ作ってみた。 〜四方良しのフラッグシップモデル〜

蜂蜜絞りディスプレイ作ってみた。 〜四方良しのフラッグシップモデル〜

私が代表を務める株式会社四方継は20年前に大工工務店として創業しましたが現在の事業ドメインは建築技術に強みを持つ地域コミュニティー事業にシフトしています。私は元大工で、スタッフも全員大工や建築士のモノづくりを専門にしているメンバーばかりですが、そもそも、モノづくり(家づくり)はそれ自体が目的になることは無く、「その後」の暮らしが如何に快適で心地よく健康的なものになるかに焦点を合わせるべきとの想いか

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事業の目的と社会課題解決の一体論 〜未来創造企業認定チャレンジとその理由〜

事業の目的と社会課題解決の一体論 〜未来創造企業認定チャレンジとその理由〜

私が代表を務める株式会社四方継では来年、未来創造企業(サスティナブルソーシャルカンパニー)の認定にチャレンジすることになりました。現在、リーダーシップチームへの事業承継プロジェクトの真っ最中と言うこともあり、元来私たちが目指してきた持続可能な自律循環型ビジネスモデルと組織作りを見える化して外部から認証してもらうことで、社内外の認識を再度統一するのが主たる目的です。

未来創造企業とは
SSC(サス

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優しい世界の作り方 #自己肯定とタレンティズムと適材適所

優しい世界の作り方 #自己肯定とタレンティズムと適材適所

私は「本業を通して社会課題を解決する」をスローガンに掲げた経営実践研究会と言う団体に所属しています。自分自身が職人の社会的地位の向上を創業の志に掲げ、職人の正規雇用や、彼らが持つ潜在的な才能を開花させることによって付加価値を生み出すことで建築業界が抱える課題を解決する取り組みを続けてきたこともあり、志を同じくする人が数多く集まるその研究会に魅力を感じて入会しました。今日はその活動の1部をご紹介しま

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