「料理はしない」という人も「ご飯を食べない」という人はいない

2024年4月23日 09:22

懐かしい思い出は食と共に

私は日頃から家庭料理の大切さについて話しています。
何度食べても飽きない味、懐かしい思い出を振り返ると、いつもそこには食がある。

先日、池波正太郎さんの「食卓の情景」を読んだ記事を書きました。

その日食べた物を書くだけの、いわゆる食日記を7年以上続け、そのほとんどが食べ物の事しか書いていない日記であるにも関わらず、読み返すとその日にあった出来事までが、まざまざと思い起こすのだそうです。

懐かしい思い出は、いつも食と共にある

そう思っています。

料理をしない、ほとんどしない、という人も一定数いるでしょう。
その理由は…？

・作ってくれる人がいる
・自分で作るのは面倒
・作る時間がない
・料理が苦手、作れない

理由は様々だと思います。

しかし、「食べない」という人はいないでしょう。

自分が今食べたいもの、欲しているものと、外食、買ってきたものは一致しているでしょうか？

このお店に行きたかったのよ！
これ、一度食べてみたかったの！

というのは別として、日常的な食事であれば

なんとなく
特にこれ、というわけではないけど
この中で選ぶならこれかな？

という感覚で選んでいることが多々あると思います。
私がお惣菜など出来合いのものを選ぶときは、そんな感覚が多いです。

料理は自分との対話です。
自分の身体に耳を傾ける。
例えば、同じ卵料理にしても今日は

ゆで卵が食べたい気分
目玉焼きがいい
オムレツでチーズも入れたい
ちょっと甘めの卵焼き
だし巻き卵

卵一つをとっても多種多様な料理が出来ます。
そして、どれも美味しいけど今日食べたいものは、その日によって違うはずです。

卵料理は簡単に作れるものが多く、手軽に始められます。
自分との対話である料理は、自分を知る、今の状態を知る事にも繋がります。

自分の身体を作る食事ですから、簡単なものから始めて自分との対話を楽しむと、料理の楽しさ、自分の身体、食への関心が広がりますよ。

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