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私が伝えていたことは、母が伝えてくれたこと


受け継がれていくもの


stand.fm大人の給食室で、今年から始めたコラボ企画が先日で第5回目となりました。

毎回ゲストさんをお招きして、思い出の味、忘れられない味やエピソードを聴かせて頂くコーナーです。
その中で、私は毎回感じることがあります。

意図せずして母の味(父の場合もある)が自分に、そして我が子に、と代々受け継がれていくということです。

好むと好まざると、という表現が正しいのか分かりませんが、
母の味として食べている時は、とびきり美味しいものとは感じてなかったことが多いようです。


それが家庭料理


考えてみたら
「う〜〜ん!おいしい!!」

そんな、唸るほど美味しいものってそんなにはないのでは?
TVの食レポやSNSで、しきりに「おいしい〜!おいしい〜!」と言っているのを目にすると、美味しいものを作らなくては、とプレッシャーになったりします。

家庭料理は日常です。
毎日食べても飽きない味こそ家庭料理です。

「う〜〜ん!おいしい!」

と言うような料理は、たまに食べるからいいのです。

母が作る鯵の唐揚げ


母が作る鯵の唐揚げを、私はあまり好きではありませんでした。
食べ盛りの頃でしたから、唐揚げと言ったら鶏肉です。

母の唐揚げは小鯵の内蔵を取って下味をつけ、丸ごと揚げたものです。
頭から骨まで全部食べられる、カルシウムたっぷり!
それはいいのだけど、じっくり揚げたとは言え骨がかたいのです。

外側サクサク、骨ガリガリ。
かなりよく噛まなくては食べられません。

鶏肉の唐揚げのように肉汁も出てきません。
鶏肉よりも、よっぽど作るのに手間がかかったであろう鯵の唐揚げは、テンションの上がらないものでした。

それが今になって、無性に食べたくなる事があります。
もう食べることの出来ない懐かしい母の味です。

※ Kindle本「りんごは進化する」にも書きました。



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