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「悔いの無い戦い」は無いが、「恥じることの無い戦い」は有る

CIOの近藤です。

「悔いの無い戦い」は無い

今日、徳山商工の夏は終わった。
夏の大会が終われば3年生は引退。
春の県大会ではここ数年達成できていなかった
目標であるベスト8に進み、第2シードとしてむかえた初戦。
序盤の劣勢を守備の好プレーから流れをつくり同点とし、
追加点を奪われても終盤点差を詰め、最終回も1アウト1-3塁と
チャンスを広げたが惜しくも4-5と1点届かず敗戦となった。

「悔いの無い戦い」
とはよく言われるが、「勝ち」「負け」がある以上、
負ければ「悔いが無い」訳はない。
試合に出ていれば、良いプレーも悪いプレーも結果としてある。
試合に出られなかった、ベンチに入れなかった選手達は
自分が出ていればどうだったのだろうという悔いも有る。
きっと優勝したとしても全打席ホームランが打てる訳でも
全試合で完全試合ができる訳でも無いので
多かれ少なかれ、どんな選手も一つ一つのプレーには悔いは残る。
だから全く悔いの無い戦いで終われることは一人もいないはずだ。
自分自身の選手・指導者経験を振り返っても、
「あそこではこうした方が良かったのかな」
と今でも思い出されることは数え切れないほど有る。

「恥じることの無い戦い」は有る

だから個人的には「悔いの無い戦い」は無いと思っている。
しかし「恥じることの無い戦い」は有るとも思っている。

「恥じることの無い戦い」とは何か。
それは「挑戦し続ける戦い」だ。

誰しも失敗は嫌だ。怖い。恥ずかしいと感じることもある。
それでもバットは振らなければヒットも出ないし、
ボールを投げなければ試合も始まらない。
失敗を恐れて行動しなければ、発見も成長もない。
そんな人間ばかりなら、人は未だに空を飛べてないし、
海にも潜れていないだろう。

だから挑戦は尊いし、価値がある。
「挑戦」とは「勇気」・「あきらめない心」・「夢」が
詰め込まれた行動そのものなのだ。

そういう意味では今日の戦いは
最後まで勇気をもって夢を諦めない戦いだった。
結果は敗戦だったが、胸を張って良い
「恥じることの無い戦い」だった。
最後まで諦めないで戦うこと、
仲間に声援をおくること。
それが出来れば0-100で負けたところで
それは「恥じることの無い戦い」だ。
そしてそんなチームにしていく過程の1日1日が
実は人生で一番の財産なのだ。

今年のチームスローガン

はまさに
挑 戦 ~ We are Challenger ~

自分たちはどんな相手でも油断せず、
諦めず、いつでも挑戦者ということを
強く意識して立ち向かっていく。

であった。3年生中心に決めた良いスローガンだった。
そして今日も本当にスローガン通りの魂のこもった良い戦いが出来ていた。
このマインドを新チームで更に強いものにしていくことが
1・2年生の最初の課題になるだろう。
秋に向けての戦いは既に始まっている。

夏の大会 うちわ


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