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136.【読書感想】映画『すずめの戸締り』スピンオフ小説

しょうこです。

いつもは振り返り読書として本の感想を書いていますが、今回は久しぶりに小説を読んだのでそちらの感想を書かせていただきます!

読んだのは、『小説 すずめの戸締り〜芹澤朋也のものがたり〜』です。
とても短かったですが、映画ファンとしては満足でした。

■映画すずめの戸締り

新海誠監督の『すずめの戸締り』は昨年11月11日に公開された映画です。

『君の名は』がすごく好きで、今回の作品も綺麗な映像や登場人物、音楽、色々と考えてしまう内容でまたさらにファンになりました。

映画を観たあともしばらくの期間、主題歌を聴いてみたり、まだ観ていなかった『天気の子』を観たりと新海誠監督の世界にハマっておりました。

どの映画もそうなのですが、一回では理解できず何回も観たいなという気持ちになりました。

結局私は一回しか観てはいないのですが、先日二回観に行ったという友達から特典であるスピンオフの小説を貸してもらいました。

■ 芹澤朋也視点の物語

『小説 すずめの戸締り〜芹澤朋也のものがたり〜』という全20ページくらいの話しです。

芹澤は、メインキャラクターである宗像草太の大学の友達です。

登場するのは映画のだいぶ後半の方なのですが、とても印象に残るキャラクターでした。
一見見た目はチャラいけど、友達思いのとても良い人だというのが伝わってきます。
神木隆之介が声優を務めており、それも最高でした。

みんなで芹澤のオープンカーに乗って東京から地方へ向かうシーンがとても面白いです。

芹澤は脇役ではあるけれど、それではもったいないな、もっと知りたいなと思っていたので今回芹澤のスピンオフを読めてよかったです。

あとがきにも書いてあるのですが、一部でとても人気キャラになり、このスピンオフの小説が実現したそうです。

小説を読んでわかったことは、
・芹澤が草太のためになぜここまでやるのか
・「自分の扱いが雑」の言葉に込められた想い
でした。

コロナ禍の学生の生活がリアルに描かれていました。
地方から出てきて一人暮らしで、授業もオンラインばかりでほとんど人と会わない生活。
それがいつまで続くかわからない不安。
バイトをたくさんしながら必死で生活を回している様子が伝わってきて、最近薄れてきたこの三年の間のことを思い出しました。

作品の題材として東日本大地震ではありますが、現代の色んな人の立場を知ることができました。

この中で草太と芹澤の友情が生まれ、映画で観たシーンに繋がっているのだなと思いました。

二人で写っているシーンは少ないので、もっともっと観たいなと思いました。

■もう一度観たい!

もう一度作品を観たいなと思いました。
作品に対して色んな考察が出回っていますが、それも含めてもう一度映画を観たいなと思いました。

まだまだ書きたいことはありますが、この辺にしておきます。

ではまた♪

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