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星空の下で、また会うのを楽しみに(鎌倉1Dayプログラムを終えての雑記)

12月28日〜29日、鎌倉での1泊2日のリトリートイベントを実施しました。テーマは「終わらせること」でした。リトリートが終わったタイミングで思う今の心境を書き留めておこうと思います。

その前に簡単にリトリートの内容を振り返ると、   


鎌倉の公園まで散策 / 公園で演劇的手法を取り入れた自然物拾い
自分も含め、参加者の方々には地面に落ちてる「気になるもの」を拾ってもらいました。どんぐりの帽子を拾った参加者がいて、その人のライフストーリーを聞きながら、感情を投影したどんぐりを運び、手渡していくワークを実施しました。普段の生活で向けないであろうところに意識を向けたり、物のフォルム・色から人生の出来事を想起する時間になりました。流れの中でやってみると、意外と出てくるものです。
   

みんなでカレーを堪能
源氏山公園から長谷に移動し、そこでみんなでカレーを堪能。お腹ペコペコだったから、美味しくてしょうがない。またいこうかとおもいます^^ 

トランジションストーリーズ
1年間の出来事とその背景の心理的な変化について一人一人の参加者に語ってもらいました。プロとしてどう生きるかという話や家族との人間関係の話、時間やお金についての話、さらには現在曖昧な関係にある人との関係性についての話など、数時間に渡りめちゃくちゃ多くのトピックが出てきました。三浦は聞き役中心でした。


絵本の朗読&絵本の1ページを作ってみる時間
絵本『たいせつなこと』を読んだ上で、その後朗読しました。そして、その最後に「わたしはわたし」から始まる絵と文章を作ってもらいました。


夜は自然とみんなで飲むことに
夜はみんなでお酒を買いに行って、飲みました。半日を過ごしていた宿でプログラムの時間が終わったらすぐに飲めるっていいですね。宿泊型のプログラムのいいところだなぁ。夜の過ごし方は自由だったので、海へ散歩に行った人もいましたね。

朝、海で1年の後悔を投げる
朝になったら、海へ。これがまた美しいんです。貝殻や石を眺め、自分が後悔している何かを象徴してそうなものを拾ってきてもらいました。自分はサンゴが石にへばりついているものを発見し、「後継者問題という石を手放すことができず、へばりついている自分」を見たときに想起しました。その執着石を演劇的なワークで扱った後に最後は投げたい人が海に投げるという結果に。

最後に、三浦のライフストーリーを質問され、それについて話しました
これは予想してなかったのですが、「三浦の1年の振り返りを聞きたい」と言われました。会の中で色濃くは話してなかったんですよね、そんなに。参加者の1人にそう言ってもらって、とても嬉しかったです。リトリートが終わったタイミングで思う今の心境を書き留めておこうと思います。

終わった後に

「なんだか三浦くんが葛藤してきて学んできたことがメッセージになってぎゅっと詰め込まれた時間だったような感覚があり、言葉の端々でハッとすることが多かったです。」

という言葉をもらったり、

「話にきて本当によかったです!」

と言われたり、

皆さんがおっしゃった言葉と365日のうち1日を一緒に過ごせたことを本当に心から嬉しく思いました。ありがとうございます。

さて、
ここまでがプログラムの流れでした。

最初にどんぐりを拾うことにもなってなかったし、
貝殻を拾うつもりもなかったし、
自分のライフストーリーを積極的に話すつもりでもなかったし、
その場のあれやこれやを活かして遊ぶ豊かな時間でした。
ありがとうございました!

プログラムが終わっての心境

プログラムが終わって発見がありました。

「家族の力になることができなくて悔しい」という気持ちがあることに気づきました

自分のライフストーリーを話していた時、参加者の1人に「家族のことってあまり話さないよね」と言われました。現在東京に住んでいるので、佐賀の実家に帰ることは多くはありません。だから家族のことが頭に浮かんでくることはしょっちゅうではありません。

だから、質問をしてくれた人に「離れて住んでるからね」と伝えた時には、とくに違和感もありませんでした。

ですがプログラムが終わって、その言葉が頭に残り続けているので、何だろうと思いを巡らせてみると、ある感情に気付きました。

それが「悔しさ」です。

その悔しさは、家族の状況に対してです。

家族の具体的な話はまた書ければと思うのですが、その中で「力になることができない自分」を許すことができず、ずっと関わる方法を模索しているのだと気付きました。

悔しさを感じたことは最近それほど心当たりがなく、いつのまにか自分の中で無き者にしている感情の1つになっていました。

その悔しさをありありと感じることができていないものだから、「変わらないと」と思い続けてるんだなぁと思いました。

まずは、「悔しさを見ずに、力になれない自分」にOKを出すことからですかね。

力になれないとしてもOK、力になれるのもOK。そういうふうになったらもう少し心身共に軽くなる。そうなると逆に他の人に力になれる幅が広がったりもするものです。

プログラムを提供しながら、参加者の方々にあらたな考える機会をもらいました。本当にありがとうございます。

いつかの再会を楽しみに

参加者の方々がどういう軌跡を辿っていくのか、本当に心から楽しみです。

昨日改めて思ったのですが、

自分がこれから行うイベントに参加してくれる人や一緒に企画してくれる人、さらにはこのようなリトリートに参加してくれた人たちとはどこかでまた集まることができたらいいなぁと思っています。

集まるのは、星空の下。みんなで星空を眺めながら、ただ大地に寝っ転がっている光景を描いています。

上もなく下もなく、肌の色も、国籍も言葉も関係なく、
ただ自ずから光る星々に、色鮮やかな新たな星座が描かれるように、
これまで会った人たちとこれから会う人たちが集う星降る夜の集いをいつか開こうと思います。

ということで、いつぞやかに星を一緒に見るまだ見ぬ方々に出会えればと思うので、

鎌倉のプログラムはまた季節の変わり目にやろうと思っています!
次は3月の末にやろうかと思っています。

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