見出し画像

その2「TRPGを知ったきっかけ」

きっかけとは不思議なもので、私がTRPGという単語を知ったのはなんと数十年も遡る。きっかけになったのは、あるライトノベルだった(私以外にもこれを機に遊んだという人を聞いたことがある)。そのライトノベルのタイトルは、角川スニーカー文庫の「フォーチュン・クエスト」。今でこそラノベには物凄い数の書籍があるが、昔は本屋の子供用書籍の片隅には、「角川スニーカー文庫」を筆頭に、「電撃文庫」や「富士見ファンタジア文庫」などがあった。出版社の数のみならず、書籍の種類はほかの文学やコミックに比べたら相当限られており、ファンタジーが好きだった私はその小説をのめりこむように読みふけった。その小説の中で印象的だった話がある。主人公たちパーティーがとあるダンジョンのボスと戦う際、そのボスが戦いをTRPGで仕掛けてきたというものである。当時、何となくテーブルでするゲームなんだろうな、という程度の認識で終わった。

そして数年後。フォーチュン・クエストがついに終わりを迎えたと風のうわさで聞き、ふとしたときにその小説の内容を思い出すことがあった。(私の最推し声優「岩永哲哉」氏が、ヒロインのパートナーを務めていることを知ったのはまた別の話)。そして、そういえばあのダンジョンのバトルのTRPG業界ってどうなってるんだろう?と検索をしたのがすべての始まりになった、というわけだ。

そこからは簡単。ファンタジーが好きなのでSW2.5までたどり着くのはそんなに時間を要しなかった。見つけた瞬間を振り返っても、まさかここまで自分がはまる趣味になるとは思いもよらない結果だ。いつどこにきっかけって転がってるか分からないものだから、常にアンテナを張っていたいものである。


サポートいただいた資金は、SW2.5書籍や、ボードゲーム購入に充てたいと思います。