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「おいしい」って意外と曖昧

今回は「おいしいってどういうこと?」について調べてみました。

突然ですが、皆さん問題です!

①砂糖10%の水
②食塩10%の水

糖度計で測ったとき、どちらが数値が高いと思いますか?

答えは記事内に書いてあります。

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さて、話は「おいしさ」について戻します。

私は飲食店に勤めているので、当然おいしい料理をお客様に届けたい、おいしい料理とはどんなものか、「おいしい」はどんな要因があって感じてるのかを考えながら過ごしています。

まずは、おいしさの要因について

食品の状態に起因する要因
✅ 味:酸味、甘味、塩味、苦み、旨み、辛味、渋みなど
 芳香:鼻で感じるにおい、口に含んで感じるにおい
✅ 食感、温度、見た目、音
食べる人の状態に起因する要因
✅ 育ち、食事時間、食事空間、雰囲気
✅ 食欲、健康状態、アレルギー、
 不足物質の要求(塩分不足、水分不足、糖分不足)
✅ 感情、ストレス
 事前情報(有名な高級店、周りがおいしいと言っている、本格的)

これらの要因が重ねあって最終的に私たちは「おいしさ」を感じ、本能的に判断しているんです。

ですから、食材一つとっても調理方法で全く違ったものになることを考えると、料理人や、食品開発の方たちはすごいなと改めて思いました。

皆さんの周りにもこういう人たちいませんか?

・何を食べても幸せそうにうまいという人
・今まで食べてきた中では、おいしくないからおいしくないって判断する人

結構極端ですが、何が違うかといいますと、「おいしい」と受け入れる範囲の差だと思うんです。

私は「おいしい」と感じた時点で幸せになるので、そう考えると

少しでも「おいしいと感じるゾーン」を広くしていればその分幸せを感じる量、機会が増えると思います。

皆さんもあえて「おいしいと感じるゾーン」を広くしてはいかがでしょうか?

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って、おい!終わっちゃうんかい!最初の問題の答えはまだかい!!

おっと、忘れるところでした、最初の問題の答えです。

糖度計の数値の高いのは、

②の食塩10%の水

です。解説しますと

糖度計の測っている糖度とは

・糖の量ではなく「水に溶けている固形物の総量」の指標であり、
その「水に溶けている固形物」によって光の屈折率が変わるのですが、
その率が高い糖度の数値が高くなる。

というわけです。わかりやすく説明すると

水に溶けている固形分(砂糖や塩など)が多い
⇒屈折率が高い
⇒糖度が高く表示される

です。例えば

・りんごA 糖度13  糖:11 クエン酸:2
・りんごB 糖度15  糖:13 クエン酸:2

だとりんごBが甘いです。でも品種を変えての比較

・Cの品種のりんご 糖度15  糖:13 クエン酸:2
・Dの品種のりんご 糖度15  糖:11 クエン酸:4

だとCの品種のリンゴの方が甘く感じるかもしれません。

そう考えると、果物の種類が違えば、同じ糖度表示でも感じる甘さは全然違うということです。

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もう一つ、一応野菜ソムリエの資格も取ったので
「野菜のおいしさ」についても調べてみました。

野菜の美味しさ要素とは

①生産者側に起因する要素
鮮度、旬、栽培方法、品種
②消費者側に起因する要素
環境、味覚、思い込み

これらが絡み合うことで評価が決まります。

私の中では、「好き嫌い」がかなり影響するであろうとも感じます。

野菜こそ、「おいしさ」を表現するのはとても難しいですね。


ここまでおいしさについて調べてきましたが、食事を「一人で食べる」より「家族や仲間と食べる」方が「愛情ホルモン」ともいわれる「オキシトシン」というホルモンがたくさん放出されて、愛情や信頼感、幸せが高まるそうです。

皆さん、毎日の食事をハッピーで過ごしましょう!


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