日本のお菓子を海外に届けるサブスクで急成長を遂げたベンチャー企業/株式会社ICHIGO
日本のお菓子をサブスクにして海外に売る。
こんな斬新なビジネスモデルの会社が日本にある。
株式会社ICHIGOは、日本のお菓子や文化を世界に発信する革新的なベンチャー企業で、創業は、2015年。そのわずか6年後の2022年には年商40億円を達成している。[1][3]。
世界180カ国・地域に展開し、累計200万個以上のボックスを届けており、定期購買者数とメルマガ会員を合わせて約180万人の顧客基盤がある。[3][4]。
SNSフォロワー数は合計120万人以上に達しています[4]。
今回は、ICHIGOを紹介していきます。
起業の背景と初期の取り組み
ICHIGOは2015年に近本あゆみ氏によって設立されました[1][3]。近本氏は大学時代の学生起業経験と、リクルートでの勤務経験を活かし、海外での日本のお菓子に対する需要に着目しました[5]。
当初は「ムーブファスト」という社名でスタートし、後に「一期一会」に由来する現在の社名「ICHIGO」に改称しました[3]。
ムーブファーストはザッカーバーグの格言からとったもの
マーク・ザッカーバーグがFacebook(現Meta)創業時のモットーが、
Move fast and break things
日本語に直すと、
より早く実行して、ダメならやり直せばいいでしょ。
というマインドなのだそうで、
近本氏は、この言葉がとても好きで、ムーブファーストという社名に氏たのだそうです。
後に、覚えてもらいにくい事などから、ちょうどローンチしたICHIGOのアプリ版ができたため、そのタイミングでICHIGOに改名したのだそうです。
事業モデルと成長
ICHIGOの主力事業は、日本のお菓子を詰め合わせたボックスを毎月世界中に届けるサブスクリプションサービスです。主なサービスには以下があります[3][4]:
TOKYO TREAT:日本の駄菓子やスナック菓子などを詰め合わせたボックス
Sakuraco:老舗和菓子メーカーの和菓子や日本茶を提供するサービス
特にSakuracoが人気なのだそうです。
急成長の要因
SNSマーケティング:YouTubeを中心としたSNSを活用し、海外のインフルエンサーによる紹介で顧客を獲得[4]。
グローバル人材の活用:社員の約7割が外国人で、顧客に近い感性を持つスタッフがサービスを支えています[4]。
内製化:業務のほとんどを内製化し、コスト管理を徹底[4]。
組織文化の構築:「ICHIGOのカルチャーマップ」を作成し、多国籍スタッフの相互理解を促進[4]。
今後の展望
ICHIGOは「世界中をJAPANにする」というミッションのもと、日本のお菓子だけでなく、雑貨や化粧品の販売も手がけ、日本文化の発信を続けています[3]。また、地方メーカーの海外販路開拓支援を通じて、地方活性化にも貢献しています[3]。
近本社長は、社員の成長と会社の成長が相乗効果を生み出す好循環を重視しており、今後もグローバルな視点を持ちつつ、日本文化の魅力を世界に届ける取り組みを続けていくでしょう[5]。
ICHIGOの成功は、ユニークなビジネスモデル、効果的なマーケティング戦略、そしてグローバルな視点と日本文化への深い理解の融合によるものと言えます。
参考
[1] https://morejob.co.jp/mirai/ichigo/
[2] https://www.ichigo.gr.jp/company/history.html
[3] https://www.nvv.genai.co.jp/【株式会社ichigo】日本の文化と世界を繋ぐサブスク/
[4] https://netshop.impress.co.jp/node/9243
[5] https://www.yomiuri.co.jp/otekomachi/20230801-OYT8T50005/
[6] https://www.waseda.jp/inst/weekly/news/2024/04/05/116665/
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