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「日本は2030年の世界だよ」はウソ?食洗機から見えてくるジェンダーギャップ問題の実態
日本の"当たり前"が海外から見ると近未来の姿
ドイツ・ベルリンから来日したクビさん、スマさん夫妻は、日本の様々な場面で驚きを隠せませんでした。
「いつも言っているんですけど、『日本は2030年の世界だ』って。日本を訪れた友人たちは、みんな同じことを言っています。すべてがテクニカルだし、ドイツよりはるかに優れている。」
自販機の多さ、温水洗浄便座の普及など、日本の生活インフラは欧州より進んでいると感じたようです。
「自動販売機は温かい飲み物、冷たい飲み物があるし、ドイツにはそもそも自販機がない。とても驚きました。本当です。トイレも便座が温かい。それらもドイツにはないです。」
一方で、食洗機の普及率の低さには逆に驚いていました。
「日本には食洗機は少ないの? 本当? 食洗機は使うべきだわ」
クビさん夫妻は、日本の生活文化に魅了され、「可能なら毎年来たいし、住んでみたい」と語っていました。
日本の"当たり前"が海外の近未来
このように、日本の生活インフラや文化は、欧州の先進国からも「近未来」と映るほど進んでいることがわかります。自販機や温水洗浄便座など、日本人には当たり前の存在が、海外からは画期的なものと受け止められているようです。
日本には食洗機は少ないの?本当?食洗機は使うべきだわ
一方で、食洗機の普及率の低さなど、日本にも改善の余地があることも浮き彫りになりました。
調べてみると、ドイツで食洗機が普及し始めた正確な資料は見つける事はできませんでした。
ただ、Wikipediaの記事によると「1970年代までには、食洗機は北米と西欧の家庭で一般的なものとなっていた」と述べられています。
これは、食洗機がドイツでも1960年代または1970年代初頭に人気を博したことを示唆しており、西欧全体の広まりの一環と考えられます。
この記事は食洗機の発明と普及の初期の歴史について論じていますが、ドイツに関する具体的な情報は提供されていません。
ただし、「イタリアでは、1960年代の「経済ブーム」時に供給と需要の増加が始まった」と記載されています。
これらの結果は、ドイツの食洗機に関する一般的な市場概況/レポートのみを示しており、歴史的な文脈は含まれていません。
したがって、正確な年は示されていませんが、証拠から、食洗機が1950年代に米国で商業的に成功した後、その後の数十年で他の西欧諸国にも広まり、ドイツでも1960年代または1970年代初頭に一般家庭で人気を博したと考えられます。
西欧・またはドイツで食洗機が普及し始めたのは1960年〜1970年初頭
普及した背景情報がわからないので、なぜ、こんなに早く普及したのか、あるいは日本がとんでもなく遅れているのか、それを判断できる材料はアリません。
ただ、食洗機というものは、時短をするため。手間を省くためのものです。
そういうことから推定すると、
女性が忙しくなってくるとこういうニーズが生まれてくるはずです。
調べてみました。
第二次世界大戦の終戦が関連していると思われる
時系列で考えると、終戦は1945年。
その後、日本と同じようにドイツでも、急速な経済復興を遂げました。
日本の事はよく聞くかも知れませんがドイツの経済復興も「経済の奇跡」と呼ばれているそうです。
1950年〜1960年代は、ドイツで冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの家電製品が一般家庭に普及したようです。
終戦から家電製品が普及するとなると、やはり、最初は皆が困っていただろう、日々の食べ物の保存を解決する冷蔵庫。同じく、日々の洗濯の手間を解決する洗濯機。そして皆が娯楽を楽しむテレビが最初になるのは想像に容易い。
当然、数年もすれば、普及は行き届いていくので、
そのうち売れる数はピークを過ぎる。
メーカーが持って売上を上げていきたいと考えれば、新しい商品リリースを考えるでしょう。
最初の冷蔵庫、洗濯機、テレビの普及が終わる頃には、新商品を考え出す。
日本でのテレビの不空はどうだった?
日本では、テレビが初めて世の中に登場してから一般的になる年数は8年ほどだったようです。
時期がちょうど符合する
食洗機が普及し始めたのが1960年〜1970年初頭と推定していたが、
冷蔵庫などが普及し始めた1950年〜1960年代に、テレビの普及が一般的になった8年を足すと、だいたい時期が一致してくる。
ドイツで女性が労働市場に進出してきた時期
これが19世紀から20世紀初頭と言われるので20世紀初頭で考えると西暦では1901年ごろになる。これは女性のアイデンティティを築いた時期になったそうだ。
また、別の時期で、1991年から2011年にかなり増加した。
この時期に増加した理由はいくつかあるようだが、影響が強かったのは、女性の権利運動から来る民法の改正だと思われる。
20世紀後半まで、ドイツの女性は権利を制限されていた。
しかし、1977年に民法が改正され、女性が配偶者の許可なく自由に仕事に就けるようになりました。この法改正により、女性の社会進出が大きく進んだようだ。
ほぼこの時期と言っていいだろう(1960年〜1970年初頭)
これらからして、ドイツに食洗機が年代は1960年から1970年初頭
だと言ってよいだろう。
民法が改正されたのが1977年という事は、改正の背景となった女性権利運動は、もっと前。さらにその気持を芽生え始めたということからするとだいたい1960年から1970年初頭と大体一致する。
食洗機が普及している社会は女性が自立している社会と言っていい社会かもしれない
背景から考えると、女性が自立し始めた事が、食洗機の普及に現れているといって良いと思います。
洗濯乾燥機も普及してる国が多い
アメリカなどは洗濯乾燥機が当たり前だそうです。
と、言うことは?普及が遅れた原因はあれが原因?
こういう事がわかってくると脳裏に浮かぶ言葉がある。
「男は働き、女性は家庭」という概念。これが思いつく。
都内は男女自立しているが、ちょっと東京から離れると、全く逆になる。
日本全体としてはまだまだ「男は働き女性は家庭」にというのが実態だろう。
また重要なモノがもう一つ。
結婚後、女性が働く場合の家庭においては税制が不利になる。
一定以上働いてしまうと課税額が増え、ひとつの過程に対しての実質課税額があがる。
食洗機、洗濯乾燥機の普及の遅れは「ジェンダーギャップが高い国の象徴」といって言いかも知れない
女性を役職にや、そういう事もあるんだが、恐らくこういう基本的な事に対しての法整備の実現ができない事、実現しようとしない事がジェンダーギャップ指数が低い本当の原因なのかもしれない。
もし、家電メーカーさんが、こぞって一人暮らし用の食洗機と洗濯乾燥機を開発してくれたり女性自立、ジェンダーギャップ指数の改善に寄与する事になるかもしれない。
今後は、AIの普及とともにロボットも普及してくることが考えられる。
一家に一台、家事代行AIロボットは必須になるかも知れない。
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