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フランスのSNS「BeReal」とは?

先日、フランス初のSNS「BeReal」が日本での広告事業を本格化するとの事で、調べてみることにしました。

BeRealの特徴

BeRealは、2020年にフランスで誕生した新しいタイプのSNSアプリです。

  • 1日1回、ランダムな時間に通知が来て、2分以内に前後カメラで撮影した写真を投稿する

  • つまり通知がこないと投稿できない。

  • フィルターや編集機能がなく、「盛らない」「映えない」リアルな日常を共有することが特徴[4][8]

  • 「いいね」や「フォロワー」機能がない

  • 14-20歳の若年層が全体の64%を占める

解説してくれている動画

こちらがわかりやすいので動画を添付します。

実際にはこういう感じらしい

つまり盛れずに、ブサイクなところも取れて、リアルで面白い。
安心感もある。というところが人気なのだそうです。

BeRealあるある

BeRealをやっているとこういう、あるあるがあるらしいです。

BeRealがユーザー数を伸ばしている理由

  1. 独特なコンセプト: 「リアルな自分を見せる」というコンセプトが、従来のSNSとは異なる新鮮さを提供しています[1][2]。

  2. 「映えない」「盛れない」投稿: フィルターや加工機能がないため、ありのままの姿を共有できることが、SNS疲れを感じていた若者に受け入れられています[1][3]。

  3. 時間制限のある投稿: 1日1回、2分以内という制限が、spontaneous(自発的)な投稿を促し、ユーザーの興味を引き付けています[2][4]。

  4. Z世代への訴求: 14-20歳の若年層が全体の64%を占めており、若者の間で口コミが広がっています[4][7]。

  5. SNS疲れへの対応: 従来のSNSでの「いいね」や「フォロワー数」などの数字にとらわれない仕組みが、評価への疲れを感じていた若者に支持されています[2][3]。

  6. 同時通知機能: 全ユーザーに同時に通知が送られることで、アプリの認知度が上がりやすく、「みんなが使っている」という感覚を生み出しています[3]。

  7. 高いエンゲージメント率: 全体の81%が毎日投稿しており、他の写真投稿系SNSと比較して高いエンゲージメント率を誇っています[7]。

これらの要因が相まって、BeRealは特にZ世代を中心に急速にユーザー数を伸ばしています。

参考
[1] https://youthclip.jp/bereal/
[2] https://ysandpartners.com/jp/blog/bereal/
[3] https://comemo.nikkei.com/n/n4cfe79fb098e?gs=de8c755e4079
[4] https://x-ad.com/blog/bereal/
[5] https://sogyotecho.jp/bereal/
[6] https://www.braze.co.jp/resources/articles/bereal
[7] https://webtan.impress.co.jp/n/2024/09/06/47693

日本でのユーザー数

BeRealの日本でのユーザー数について具体的な数字は提供されていませんが、いくつかの重要な情報から、日本での急速な成長が見て取れます:

  1. 日本のMAU(月間アクティブユーザー数)が1年で10倍以上に増加しています[2]。

  2. 2023年11月にApp StoreのSNSカテゴリランキングで1位を獲得しました[5]。

  3. 2024年上半期のZ世代が選ぶトレンドランキングの「流行ったコト・モノ」で1位を獲得しています[5]。

  4. 世界全体でのダウンロード数シェアで、日本は6位(5.2%)を占めています[2]。

BeRealが日本で広まっている理由

BeRealが日本で広まっている主な理由と方法は以下の通りです。

  1. 口コミ効果:特に若年層の間で、友人同士で紹介し合う形で広がっています[1]。

  2. Z世代への訴求:14-20歳の若年層が全体の64%を占めており、若者の間で人気が高まっています[5]。

  3. 高いエンゲージメント率:全体の81%が毎日投稿しており、他の写真投稿系SNSと比較して高いエンゲージメント率を誇っています[5]。

  4. 「リアル」な体験の提供:従来のSNSとは異なり、「盛れない」「映えない」リアルな日常を共有するコンセプトが新鮮さを感じさせています[3][7]。

  5. グループでの利用:友達といる瞬間に通知がきてワイワイしながら投稿する、そうしてグループ内に利用者が広がっていくという特徴があります[1]。

  6. クロスプラットフォーム展開:BeRealでシェアした投稿をInstagramでシェアする流れも若者を中心に生まれています[7]。

これらの要因により、BeRealは日本の若者を中心に急速に広まっており、今後さらなる成長が期待されています。

参考
[1] https://note.com/knowns/n/nce095f73e409
[2] https://presswalker.jp/press/42866
[3] https://x-ad.com/blog/bereal/
[4] https://www.braze.co.jp/resources/articles/bereal
[5] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001071.000007821.html
[6] https://news.yahoo.co.jp/articles/be51a15eae065760febb96f3e107ec90c7c8091d
[7] https://youthclip.jp/bereal/

最新の動向

  • 2024年1月時点で月間アクティブユーザー数(MAU)が2,300万人に達している[2]

  • 2024年7月までに累計ダウンロード数が1億2,000万を突破[2]

  • 2024年2月に著名人やブランドの公式アカウント機能「RealPeople and RealBrands」を導入[7]

  • 2024年6月、フランスのゲーム開発会社Voodooが5億ユーロで買収[10][11]

日本での広告事業展開

現時点では電通グループのCARTA MARKETING FIRM、サイバーエージェントなどの5社が広告の販売代理を手掛ける。国内最初の広告主は「Netflix」なのだそうだ。

ただ、準備できないリアルな瞬間を撮ってシェアする。というコンセプトから、広告事業を決定するまでの経緯が興味深いので抜粋します。

当初はテストを目的に、第三者のネットワーク型広告経由の広告掲載から始めたからだ。ところが、ネットワーク型広告経由で掲載される広告クリエイティブに、BeRealの経営陣は納得できなかった。

 一般的なネットワーク型広告は販促などを目的とした、広告然としたクリエイティブが中心。「脚色のない写真や動画が投稿されるBeRealの世界観に、いかにも広告というクリエイティブは合わないとBeRealの経営陣は判断した」とCARTA MARKETING FIRM(カルタマーケティングファーム、以下CARTA、東京・港)取締役の大橋徹氏は明かす。

 そこで、「適切な広告クリエイティブが出稿されるように、広告代理店を通じた独自フォーマットの純広告の販売へと方針を切り替えた。これを機に、電通グループである当社にも販売代理の声がかかった」(大橋氏)。現時点での国内の販売代理店はCARTA、サイバーエージェントなど5社になっているという。

日経クロストレンド:「BeReal」国内広告プランが判明 利用者の97%が14~27歳、MAU430万
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/01537/?i_cid=nbpnxr_index#:~:text=%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E7%99%BA%E3%81%AESNS%E3%80%8CBeReal,%E3%81%AE%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E4%BB%A3%E7%90%86%E3%82%92%E6%89%8B%E6%8E%9B%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%82

販売代理とは別にパートナーシップという点では、2024年9月4日、株式会社アイモバイルがBeRealの日本における広告販売に関するパートナーシップを締結しました[2][6]。

パートナーシップの背景

  1. 日本でのユーザー増加:2023年11月にApp StoreのSNSカテゴリランキングで1位を獲得[2]

  2. Z世代への浸透:2024年上半期のZ世代が選ぶトレンドランキングで1位を獲得[2]

  3. 高いエンゲージメント率:全体の81%が毎日投稿しており、他の写真投稿系SNSと比較して高い[2]

フランス本国でのニュース

フランスの大手モバイルアプリ・ゲーム開発会社Voodooが2024年6月11日(現地時間)にBeRealを5億ユーロで買収したことが大きなニュースとなっています[10]。この買収により、BeRealは新機能の開発や広告事業の拡大を目指しています。

買収時の関連ニュースからVoodooのBeRealに対する戦略的な意図や推測ができます。

  1. 成長の加速:
    Voodooは、BeRealの製品開発とユーザー成長を加速させることを目指しています。モバイル製品の構築と成長に関する10年の経験を活かし、BeRealの成長を支援する予定です。

  2. 技術とノウハウの活用:
    VoodooはBeRealに対して、製品戦略、成長、およびインフラストラクチャーに関する専門知識を提供する意向を示しています。

  3. 投資の継続:
    Voodooは、BeRealにさらなる投資を行う意向を表明しています。

  4. 新機能の開発:
    BeRealの新機能開発を支援し、イノベーションを促進することが計画されています。

  5. マーケティング戦略の拡大:
    有機的および有料のマーケティングを通じて、BeRealの成長を促進することが示唆されています。

  6. シナジー効果の追求:
    VoodooとBeRealのプラットフォームを組み合わせることで、シナジー効果を生み出すことを目指しています。

  7. 認証型ソーシャルネットワークとしての確立:
    VoodooはBeRealを「認証型ソーシャルネットワークの象徴」として確立することを目指しています。

※認証型ソーシャルネットワークの象徴:真正性の高い。という意味を認証型と表現しているようです。

参考
[1] https://bereal.com
[2] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001071.000007821.html
[3] https://x-ad.com/blog/bereal/
[4] https://marketingtornado.co.jp/marketing/post-15491/
[5] https://sogyotecho.jp/bereal/
[6] https://news.yahoo.co.jp/articles/be51a15eae065760febb96f3e107ec90c7c8091d
[7] https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1563941.html
[8] https://ysandpartners.com/jp/blog/bereal/
[9] https://www.braze.co.jp/resources/articles/bereal
[10] https://www.advertimes.com/20240626/article465076/
[11] https://ja.wikipedia.org/wiki/BeReal
[12] https://note.com/d2cid_inc/n/n49fde6f1f1e6

公式

公式サイト
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