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【44/66】読書記録「戦争ミュージアム――記憶の回路をつなぐ」

こんばんは。オリンピックでは、新しく正式種目になったブレイキンという競技が気になってます。おばちゃんのくせに、若者の競技?と思われるかもしれません。これでもスケートボードとかも興味深く見て……いたかったんだけど、時間が合わないのか全然見られませんでした。あとサーフィンも見られなかった。
前回東京開催で、今回時差がありまくりのパリだから、見たい競技に合わせられないというか、まあそんな感じで終わってしまいそうです。開会式すら見ていない。

Postcrossing(ポスクロ)でヨーロッパの人に絵はがき送ったり届いたりしていますが、正直時差というものがわかっていません。あっちのほうだとリアルタイムに近い時間で楽しめるのかもしれない。
※絵はがきはヨーロッパに限った話ではない

梯久美子「戦争ミュージアム――記憶の回路をつなぐ」(岩波新書)

岩波新書の最新刊です。この駄文読んで「ふーん、そういう内容なら買うのやめよう」と思われないように頑張ります。ネタバレにならないようにしなきゃ。せっかくだから「読んでみたい!!」と思われるようにしたいです。

こういう本を「面白い」と思うのは、博物館や美術館が好きだからかもしれないし、太平洋戦争の暗部を知りたいという気持ちと、両方あります。不謹慎だったらすみません。
この本を読んで、戦争について残しておきたいという思いの人が全国にいて、博物館や美術館という形で公開しているのだと、改めて思いました。

実際に行ったのは、長崎の原爆資料館くらいです。それも高校の修学旅行。語り部の方の話も聞いたけれど、当時9クラスもあった高校のことです。クラスごとだったのか、学年全体で聞いたのか、覚えていない。

人間を人間と思わないのは、侵略していた国の人に限らず、日本の若者に対してもそうだったのだと気づかされます。予科練平和記念館や周南市回天記念館です。若者が生きた兵器として扱われ、一度出撃したら帰ってこないこと前提に兵器が作られてる(特攻隊や人間魚雷)。日本の将来を考えなかったのかといいたい。

知らなかったのは、戦争マラリアや対馬丸襲撃です。これは九州のほうだ。沖縄に関わってくる。初めて聞いた。そのための資料館がある。戦争の惨禍を人に知ってもらいたい思いが、文章を読みながら伝わってくる。

長野にある資料館もあります。長野と戦争って結びつかない。都会から疎開してきた子どももいると思うけど……。それは東京都民の思い込みに違いない。
戦没画学生慰霊美術館 無言館や、象山地下壕(松代大本営地下壕)。戦争末期、大本営などを長野の松代というところに避難させる計画があり、実際に何キロも掘られた。今歩くことができるのは、ごく一部のようですが……。

いちばん近くて行くのが現実的なのが、東京大空襲・戦災資料センターなんだけど、江東区のどのへんなんだろう? 本には「JR○○線△△駅下車徒歩◎分」といった交通アクセスが書かれていないので、自分でネットで調べる獅かない(?)。

今日は長崎の原爆の日です。長崎で話を聞いたのは、今となっては貴重なことだったと反省させられます。
各博物館や美術館を開設した人たちの思いを、どれだけ汲み取れているのか? 調べたりしても、家族や友達に話すこともなかなか難しいです。

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