手引書：オンライン英会話で効果的に英語力をあげていく方法
最終更新日：2024年6月26日
オンライン英会話、なんとなくダラダラと受けていませんか？
それではダメです！！もったいない！！
勤務校の松蔭中高GS・GLでは生徒たちが年間1万5000分（200回/年）のオンライン英会話レッスンを受ける。生徒たちを観察していて思うのは、ただ英会話のレッスンをなぞるだけでは、ある程度の効果しか生まれないこと。そして、伸びていく生徒はやはり『受け方』が違う。
折角、時間をとって受けるのだから、やはり効果的に学んで欲しい。そこで、オンライン英会話を用いて効果的に英語を伸ばしていく方法（受け方）についてまとめる。
中高生や英語学習者の皆さんへ、ちょっと受け方の意識を変えるだけでその効果が倍増します。大事なのは、ダラダラうけるのではなく、意識して取り組むことです。
是非、読んで真似して取り組んでください。
①たくさん話す。
とにかくたくさん話しましょう。
といっても難しいのが現実ですが、英語の練習という意味では、次のことを意識しましょう。
大事① 文で話す。
単語のみで話すのではなく、SVがある文！！で話しましょう。
大事② 繰り返しを意識しましょう。
相手の言ったことを敢えて、そのままいう。
大事③ 具体的に情報を追加して言う。
より具体的な情報を入れましょう。
例
先生：Are you a student?
回答① Yes.
回答② Yes, I am.
回答③ Yes, I am a student.
回答④ Yes, I am a junior high school student.
回答⑤ Yes. I am a junior high school student. I am in 8th grade.
きっとこういう質問が来たら、回答①や②が多いと思う。
それを回答⑤あたりまで、伝えるよう練習する。初めは③から④まででOK.そこから、具体的な情報をいれて伝える練習を意識して行う。
②目的を明確にする
なぜオンライン英会話を受講するのですか？何をしたいのですか？
・発音が上手くなりたい。
・流暢に話せるようになりたい。
・なかなか英語がでてこないから、その練習をしたい。
・色んな国の人と意見を交換したい。
・英検準1の対策を行いたい。
⇒受ける度にそのレッスンを受ける目的を考えましょう。
〇〇を学びたいからと意識して学ぶのは、大事です！
③適切なレベルと教材を選ぶ（DMM英会話の場合）
目標に合った英語のレベルを選び、教材を選択しましょう。
2-1 発音が上手くなりたい ⇒ 発音
2-2 さっと英文がでてこない ⇒ 瞬間英作文
2-3 会話を学びたい ⇒ 会話
2-4 習った文法を復習 ⇒ 文法
2-5 ある程度英語はできる。英語で知識を増やしたい ⇒ Daily News
(英検2級以上におすすめ）
2-6 やったことのないレッスンを受けてみる。
どのオンライン英会話サービスも多種多様なレッスンを提供しています。目的に合ったものを選ぶのが大前提ですが、疲れた時はやったことのないレッスンをちょっと試すのもおすすめです。
※DMM英会話のレベル選択画面は、教材のページに入って一番上。
④会話スキルの向上
先生からの話をまとめてから、次の話につなげていきましょう。
友人A：先週、家族全員がインフルエンザにかかっていったんだよ。まず、お兄ちゃんがなって、次に妹がなって、ママでパパ、もう家族みんなバタバタと倒れていった。
あなた：そうなんだ。
こうではなくて、
あなた：そうなんだ、家族みんなインフルで体調悪くなって、大変だったんだね。Aちゃんは大丈夫だったの？
というふうにまとめてから！
まとめると相手も話を聞いてくれていると安心感がでてきて◎。
感想や意見がでてきたら、こんな風にまとめて伝える。要約の練習にもなり◎。
①それをまとめる。
『つまり、○○ということですね』
②それについて評価する。『良いですね！』
③自分の意見を言う。『私は○○と思います』
例えば、こういう形
友人A: 「昨日、新しいアクション映画を見たんだ。非常にスリリングで、特殊効果が素晴らしかった。」
あなた: 「なるほど、内容もよくて特殊効果が素晴らしかったんですね。」
評価する:
あなた: 「それは素晴らしいですね。特殊効果がしっかりしている映画は、視覚的にも楽しめるし、臨場感があって良いですよね。」
自分の意見を言う:
あなた: 「私もその英語をみて、特にキャラクターの深さが印象的でした。○○が本当にかっこよかったですよね。」
こんな感じで相手の言ったことをまとめて、評価して、から次の話につなげる。
⑤辞書に頼らず説明
できるだけ辞書を頼らずに英語で物事を説明する練習をしましょう。実際に英語を使っていると、1番必要になるスキルです。その英語が分からなくても、説明することで相手には伝わります。できるだけ、辞書を使わず、説明する練習をしましょう。
日本語でも
「え～とあれなんだっけ、お正月にたべるやつで、くりがはいってて、ねっとりした甘いやつ」
⇒「栗きんとん」
こんな感じで、分からなくても説明することが日常では多々あります。そういう練習を英語でもしましょう。
⑥-1色んな表現方法
相手に相槌を打つ時。It's goodやNiceしか言っていない人を見かけます。英語には色んな表現があります。同じ表現ばかりではなく、色んな言い方を試してください。
ネットで検索しても良いし、Chat GPTに聞いても色んな表現を教えてくれます。
【ChatGPT】①相槌をうつの表現をいくつか教えてください
"I see."（なるほど。）
"I understand."（理解しました。）
"That makes sense."（それは納得です。）
"Exactly."（まさにその通り。）
"I agree."（同感です。）
"Sure."（もちろん。）
"Of course."（もちろん。）
"Interesting."（面白い。）
"Tell me more."（もっと教えてください。）
"Go on."（続けてください。）
"Please continue."（どうぞ続けてください。）
"You're right."（あなたは正しいです。）
"I couldn't agree more."（同感です。）
"I hear you."（わかりました。）
【ChatGPT】② It's niceの別の表現を教えて。
"It's lovely." （それは素敵です。）
"It's wonderful." （それは素晴らしいです。）
"It's great." （それは素晴らしいです。）
"It's fantastic." （それは素晴らしいです。）
"It's splendid." （それは素晴らしいです。）
"It's awesome." （それはすごいです。）
毎回毎回同じフレーズを使っているなと思ったら、別表現を検索して新しい表現をつかって試していきましょう！！
⑥-2 be動詞を減らして一般動詞を使う。
日本人が英語を学ぶとどうしてもbe動詞をたくさん使いがちになります。
それでも通じるのだけど、ある程度英語力がついたら是非、一般動詞をつかって話すよう練習しましょう。
例：
Your hair is good. -> I like your hairstyle.
You are beautiful. -> You look beautiful.
The homework is easy. -> The homework seems easy.
他にも多々ありますが、できるだけbe動詞を使わずに話す意識をもつと表現が広がっていきます。
※これはエッセイライティングも同じで、どうしても日本人学習者は母語の影響からbe動詞を多用するので、普段から一般動詞を使って話す練習しておくと、Writingの表現も多様になってくるのでおすすめです。
⑦学んだことを使う
例えば英語の授業で現在完了を学んだら、それを使って自己紹介をしましょう。学んだ文法の表現を実際の会話で積極的に使ってください。そうすることで、使い方も分かり、さっと使えるようになっていきます。
I live in Kobe ⇒ I have lived in Kobe for 10 years.
という感じに変える。自己紹介は毎回するので、ここで新しい表現をつかっていくと、使う機会が多くなりvery good.
⑧すぐ次の予約をする。
継続は力なり！です。
そう言ってもなかなか難しい。
分かります。
だからこそ、おすすめはレッスンが終わったら、次のレッスンをすぐに予約すること。
予約しなければ始まらないので、終わったらすぐ次を予約して、オンライン英会話のレッスン受講を習慣化してしまいましょう！
⑨フィードバックを確認
レッスンが終わると先生から、フィードバックが届きます。そちらを必ず確認して、自分の英語を分析してください。そして自分の弱い部分や課題が分かったら、その部分を集中して学びましょう。
Ｑ：英語でかかれていて内容が読めない
⇒ 理想は自分で調べて読むですが、時間がかかって負担ならDeep Lのサイトにコピペして訳してもらいましょう。
⑩リラックスして楽しみながら学ぶ
あまり英語に慣れていないなら語を話すのは、ストレスを感じることがあります。大事なのは、楽しみながら学び続けることが大切です。そこで、お気に入りの先生をみつけることをすすめます。お気に入りの先生と雑談して終わるという回もあってもいいのではないでしょうか。
大事なのは楽しみながら継続することです。
⑪マイトピックの準備
好きなトピックを用意していると、フリートークでも盛り上がれます。例えば、恋愛の話をしても良いし、好きなアニメや映画の話をしても良い。ちょっと疲れたという時は、自分の「マイトピック」とお気に入りの先生で、リフレッシュする。やはり、「⑨」と同様、継続は力なりですが、時にはリラックスして休憩するレッスンがあっても良いと思います。
こちらも参考に
上級編
教員の私が、英語の勉強を再開すると？
こうなりました。
https://note.com/shoin_gsgl/n/n0a2a52edcc8f