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オンライン英会話×教科横断×探究 〜オンラインで広がる世界探訪と教科横断の冒険〜

先日、DMM英会話のイベントで標記のタイトルで登壇しました。

内容は、
毎日オンライン英会話を行う学校(松蔭GS・GL)の実践とは?
オンライン英会話を教科横断や探究とどう組み合わせる?
についてです。

子どもたちの将来を考えて、英語のパフォーマンス力をつけながら、思考力をも伸ばしたい。

どうすればよい?そんな悩みを持ち続け、考えに考えて到達した答えが、この形でした。

導入の経緯

なぜそんなことをしているの?

英語授業で、英語のパフォーマンスを伸ばす指導、大学受験や検定資格のための指導では、思考力を伸ばすという部分が弱い。英語授業でも総合的な学力を伸ばしながら、同時に英語のパフォーマンスの力もつけたい。

そんな願いから、オンライン英会話×教科横断×探究、の取り組みを始めた。

どんな実践?効果は?

各教科のシラバスを見て、教科横断できるテーマを探し設定し、それを英語や総合の授業でも取り扱う。

時間軸でいうと、こういう形。

中学2年生の1学期であるならば、こういう形
テーマ:女性と将来
教科横断:技術家庭、保健、英語、総合
最終アウトプット:日本の出生率の問題をあげ、改善案を出しなさい。

まとめの動画がこちら

そんな実践はできない。
⇒そらそうです。いきなりはできません。だからこそ、中学1年生の最初から徐々にトレーニングして、できるようになっていくカリキュラムを設計している。

どのぐらい英語が上手になるかというと、このぐらい上達します。音声で登場の生徒は、英検4~5級で入学、海外渡航や英語環境未経験で、15000分の英会話を受講した生徒。

どんな学びの効果がありますか?⇒数えきれないほどあります。

教科横断 ⇒ 多角的視点
毎回のオンライン英会話 ⇒ コミュニュケーションスキル
インタビュー内容をまとめる ⇒ 情報の整理
世界の色んな国の先生へインタビュー ⇒ グローバル視野
問い作成からのレポート ⇒ 課題解決
など

もし導入するならどうすればいい?

インタビュー質問はしっかり考えよう!
失敗例

牛乳を前からとるか後ろからとるか!
身近な問題で、バッチリ!と思いきや、世界には牛乳を飲まない国or牛乳は富裕層の飲み物、という国もある。
⇒当たり前のことが当たり前でないことがあるので注意が必要

生徒より『先生、行いたいことは分かります、それが勉強になることも分かります、だけど連続で聞くのは滅入ります、、、』

確かに、、、その通り。

結果、こういう質問がおすすめ。

成功例やおもしろそうなのは、こちら

誰しもが経験するようなものが分かりやすくて良い!!

英語の授業で導入するなら?

きっと、こんな感じ。でも、いきなりは難しいので、最初は丁寧に導入のプリントをつくっておくことを勧める。その方が、ハードルも下がる。

以下は中1の2学期の最初の取り組み時に使うプリント

メモ用紙もつくって、提出用のも作るのがベター。とにかくハードルを下げる!!

今はAI英会話もあるので、英語を話すことに慣れていない場合は、そういうものも活用するのもあり。

インタビューしたとして、その後、どうするの?
記入する部分が固定された共有ファイルを作成しておき、一気にデータ収集し、それをソートして共有しては?量が多いならchat GPTに頼んで、まとめてもらうのも1つの手。

これは高校1年生のLove or Moneyの調査シート

その後の活動は?
 Chat GPTのまとめから、好きな意見を選んだり、意見ごとでシェアしたりすると、誰しもが何かしらの意見を持つことができ、アウトプットまでつなげることができる。そこまですると、「やったらできる感」のセルフエフィカシーの部分も高められる。

教科横断するなら?国語編

文章を書くなら、国語の論理の部分と連携。具体と抽象を習っているなら、英語のエッセイでもそれを意識した指導を行う。国語とは、その部分が連携しやすい。

教科横断するなら?他教科編

カリキュラムマネージャーがトップダウンで教科横断を組めるなら、それが1番だが、現実はそうはいかない。最初は、総合や探究の目標と合わせるor他教科のシラバスをみて、連携できそうな部分をみて、はじめる。

無理はしない。できることから始めるのが良い。

参考:本校の教科横断&探究テーマは、こういう形で設定している。

最後に

こんな形で行うと、上手く人格形成も促していきながら、英語のパフォーマンス力もつけられるのではないでしょうか?


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