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「∀ ・ ~」を「任意の・に対して~である」と読み「∃ ・ ~」を「~である・が存在する」と読むのは人間側の都合でしかなく,全く本質的ではないのかもしれない

言語が変わると概念の捉え方が変わる

英語を勉強し始めた頃,「変な語順の言語だな」と思っていた.
I like an apple. は「私は好きですリンゴが」だ.めちゃくちゃ変な語順だろう.

この,英語の語順に対する違和感は,「英語は結論から言う言語」というとっくに聞いたことあるようなことが,自分の中で感覚レベルで腹落ちするまで残り続けた.


よって,なぜ I like an apple. の語順がアメリカンにとっては自然なのかの説明は,感覚的なことで難しいのでここでは省く.
しかし一つ言えるのは,日本人とアメリカンで言語表現に対する概念や言語表現による概念の捉え方が異なり,I like an apple. を「私はリンゴが好きです」と訳すのは日本人側の都合でしかないという事だ.


数理論理の構文

数理論理学を学んでいて,英語学び始めのときと似たような違和感を覚えた.

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