見出し画像

暴言や嫌味を吐く人に言い返せるようになるためのミニ講座

みなさんの周りにはいますか?

暴言や嫌味を吐く人、口が悪い人。

嫌ですよね。。

感じ悪いですよね。。


それらの人と同じ土俵に立つ必要はありません。

ただ、現実問題として、多少言い返せるくらいの口の強さは、正直なところ必要です。

それは、みなさんが強く感じているはず。


そこで今回は、


「言い返せるようになりたい・・・!!」


そう願う人のためのミニ講座と称して、記事をお届けしたいと思います。

暴言や嫌味を吐く人に言い返せるようになるための方法が、ザックリではありますが学べます。

ぜひ最後までご覧くださいね。


ゴールの設定



さて、まずはゴールを決めておきましょう。

言い返せるようになりたいといっても、ただ言い返せるようになりたいわけではないはず。

そこには明確なゴールがあるはずです。


「上司の○○さんに言い返したい!!」
「友人の嫌味にスパッと言い返したい!!」
「クレーマーを論破したい!!」


人それぞれあるはず。

まずはそこを明確にしておきましょう。

ここ大切です。


原因の探求


では次に原因を探求しておきましょう。

あなたがなぜ上司の〇〇さんに言い返せないか?

あなたがなぜ友人の嫌味にスパッと言い返せないか?

あなたがなぜクレーマーを論破できないか?

その原因です。


いくつか原因を挙げてみたいと思います。


・嫌われたくないから
・良く思われたいから
・トラブルは面倒だから
・言い返されるのが怖いから
・どう言い返したら良いか分からないから
・報復が怖いから
・過去に言い返したことで嫌な思いをしたから
・不安や緊張で言葉が詰まるからetc.


いろいろあるかと思います。

あなたの原因は何でしょうか?

一度考えてみてくださいね。


原因に対処する


さて、では前項で見つかった原因にアプローチしてみましょう。

言い返せない原因が無くなれば、あなたも言い返せるはずですよね。


ただ、ここで大切なことがあります。

先程 “原因が無くなれば” とお伝えしましたが、完全に原因が無くなることは、恐らくありません。

あったとしても、かなり “稀” です.

なので、皆さんが目指すべきは、


“原因となる考えを適応的な考えにシフトすること”


です。

簡単に言うと、


「まぁ○○な時もあれば、○○じゃない時もあるよな」
「○○でなかったとしても、○○があるしな」
「たとえ○○だとしても、全てが○○とは言い切れないしな」etc.


そんなふうに考えられることを言います。

それを踏まえて、先程の言い返せない原因に対処してみましょう。


・嫌われたくないから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「まぁどんなに頑張っても、人間嫌われることもあるからな」

・良く思われたいから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「良く思われたいと思っていたとしても、相手がどう私のことを考えるかは、分からないしな」

・トラブルは面倒だから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「どんなに気を付けて発言しても、トラブルになることもあるしな」

・言い返されるのが怖いから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「もし私が言い返したら、逆に言い返してこないかもしれないよな」

・どう言い返したら良いか分からないから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「どう言い返したら良いか分からなかったとしても、何かを意見することに意味があるしな」

・報復が怖いから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「報復が怖いからといって、私ばかりがいつも我慢するのは、違うしな」

・過去に言い返したことで嫌な思いをしたから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「過去に嫌な思いをしたからといって、今回また言い返すことで嫌な思いをするかは、分からないしな」

・不安や緊張で言葉が詰まるから(言い返せない原因)
↓ 適応的な考え方をすると・・・
「不安や緊張で言葉が詰まったとしても、私が言い返すことに意味があるしな」


いかがでしょう?

このような適応的な考え方をすることは、できそうですか?

“完全に” ポジティブな考え方をする必要はないのです。

ネガティブとポジティブのちょうど中間、ちょうど良い塩梅を見つけていきましょう。

少し考えてみてくださいね。


実際に行動する


さて、では言い返せない原因を適応的な考えにシフトできるようになったところで、実際に行動してみましょう。


行動して確かめるのです。

言い返したらどうなるかを。


言い返した結果、相手からの謝罪があるかもしれません。

謝罪こそないものの、今後暴言や嫌味が無くなるかもしれません。

あったとしても、以前ほどではないかもしれません。

無視をされるかもしれません。

逆にエスカレートするかもしれません。

ただ間違いないことは、“言い返してみなければ”、それすらも分からないということです。

言い返してみたらどうなるかを実験してみましょう。

実際に行動して確かめてみることです。


行動する際のポイント


さて、いきなり言い返す(行動する)とは言っても、なかなかハードルが高いはず。

そんな時は、“今” できることをやることです。

例えば、こんな感じ。


・嫌味を言われたら、ちょっとつらそうな顔をする
・あまりにも理不尽な要求には、無視をする
・表情から笑顔を消す
(※お客様の前では笑顔でいましょう(使い分けが大切))
・「Yes,but」で伝える
→「確かにそうですね。でも、私はこう思います」
→「仰る通りなのですが、私はそのような言い方はつらいです」etc.

このように “今” できることをやりましょう。

そして徐々にハードルを上げ、より強い言い返しを意識されると良いかと思います。

「○○ができた!!」という成功体験は、次の行動を促します。


(個人的には、「Yes,but」法でも十分な言い返しかとは思います)


行動が自身の考えを強化する


誰かに何かを言われても、やはり自分の目で見たこと、耳にしたこと、感じたことには勝てません。


「百聞は一見に如かず」


行動することが、自身の考えは間違っていないのだと、これで正しいのだと、そんなふうに自身の考えを “強化” することに繋がります。

必ず行動するようにしてください。

前項でお伝えしたように、“今” できることで構いません。

“今” できることをして、新たに抱いた適応的な考えの答え合わせをしましょう。


少し考え方の例を挙げてみます。

例えば、

「まぁどんなに頑張っても、人間嫌われることもあるからな」


この適応的な考え。

この考えが正しいかどうかを確かめるために、“今” できることは何かを考えます。

例えば、嫌味を言われたらつらそうな顔をする、これでいってみましょう。

ここは人それぞれでOKです。

あなたにできることでOK。


さて、嫌味を言われたらつらそうな顔をしても、結果、相手の反応は変わらないことが分かったとします。

つまり、


嫌味を言われたらつらそうな顔をすればOK。


それが分かったということ。

別に特に何の変化もないのであれば、こちらは自由につらそうな顔をしておけば良いのです。

「その顔止めろ」とは言われていません。

何となくOKでしょうか?

念のためもう1個見ておきましょう。


「良く思われたいと思っていたとしても、相手がどう私のことを考えるかは、分からないしな」


この適応的な考え方が正しいかどうかを確認してみましょう。

“今” あなたにできることは?

「Yes,but」で伝えることだとします。


「確かにそうですね。でも、私はこう思います」
「仰る通りなのですが、私はそのような言い方はつらいです」


このように伝えてみた結果、以降嫌味や悪口を言われることが減ったとします。

言われたとしても、言い方が以前よりもキツくなくなりました。

ということは?

嫌味や悪口を言われたら、「Yes,but」で伝えれば良いということ。


このように、行動することで、自身の考えを “強化” してください。


言い返せなかった原因となる考えを適応的な考え方にシフトし、その考え方を行動することでより “強化” していく。

適応的な考え方で間違っていなかったのだとしていく。

この繰り返しによって、徐々に暴言や嫌味を吐く人に言い返せるようになっていきます。

口が強くなります。

自分の考えを表明したり、表現することができるようになっていくわけですね。

ぜひお試しください。


さて・・・!!

本当~にざっくりではありましたが、何となく口を強くするためのポイントが分かりましたか?

ミニ講座と称した記事なので、要点だけ掴めていればOKです。


いつも言われっぱなしでは、悔しいですよね。

こちらが我慢しているのを良いことに、好き勝手されると腹が立ちますよね。

嫌味や悪口を言われて笑って誤魔化してはいるけど、本当は泣きたい気持ちですよね。

よく分かります、その気持ち。

反撃の狼煙を上げましょう。

もちろん、大人なやり方で。

相手とは同じ土俵に立つことなく、です。

今回の記事があなたにとって、少しでも役立つものであることを願います。

体調を崩しそうなら、早めに相談してくださいね。

微力ながら助太刀いたします。


PS.

言い返し方の手数を増やしたい方は、こちらの記事もどうぞ。

職場で言われがちな不快な言葉への言い返し方が学べます。

王道の不快な言葉は、大体網羅できているのではないかなと。

ランチ代約一食分(780円)です。

言い返す際、いつも言葉に詰まる方はぜひ。

とっさの一言、備えておきましょ。

(ちなみに余談ですが、この記事、個人的に気に入っている記事の1つです笑)



↓ 記事を読む ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?