「観る将」が観た第61期王位戦第四局
8月19-20日に行われた王位戦七番勝負第四局の感想です。本局は珍しい能舞台での対局となりますが、藤井棋聖は「何か感じてもらえるような将棋を指したい」と語り、師匠から贈られた白に近い薄緑色の羽織での登場となりました。百折不撓を座右の銘とする木村王位も「後がないので思い切り指したい」と語っており、好局を期待させてくれました。
戦型は大方の予想通り、先手の木村王位が第二局と同様相掛かりに誘導し、藤井棋聖も堂々と受けて立ちました。木村王位は、事前に研究してきたと思われる▲2四歩~