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子どもの自信が復活した!

「お父さんのことばで自信がついたよ」

なんだかハツラツとした顔で息子が言った。

『なんのことや?』と思いながら

「そうか、よかったな」

と答えた。

『自信か。んー、あゝあれか』思い出した。



2日前、息子は車の中で暗い顔をしていた。

「どうした、なんかあったか?」

よく見ると、うっすらと涙を浮かべながら

「また怒られるかも」

「何してん?」

「何もしてない」

「だったら怒られることないやろ」

「自信がないんだ」

「んー、自信?」



どうやら先生に

「宿題の〇〇と〇〇やった?」

と聞かれると

「たぶんやったと思います」

そう答えると

「どっちなの。やったの?やってないの?ちゃんと答えなさい」

とよけいに怒られる。

実際にはやっているのだが、間違っていたら困るから「やったと思う」とぼやかして答える。

「そうか、怒られるのが嫌なんや」

息子は小さくうなずいた。


「怒られる回数減らしたら、どう?」

「どうするの?」

「今のままやったら、宿題やってんのに怒られるやろ。『やりました』って言いきれ」

「でもやったと思うけど、やってないかもしれないし」

「やってなかったら、後で怒られたら謝ったらええやん」

「やってたら怒られへんし、怒られても一回やん。今のままやったら、もれなく2回怒られるやろ」

「そうか」

「自信をもって『やりました』って言うんやで」

「わかった、やってみる」



そんな会話があった。

どうやら、怒られる回数が減ったようだ。

自信もついてよかった。


「悩まなくなると楽しいね」


子どもは素直でうらやましい。




読んでくれた

あなたに

感謝します





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