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【障害者雇用・助成金ニュース】大人のひきこもり 座間市が支援強化へ

こんにちは、伊藤です。

さて本日はひきこもりの支援に関するこちらのニュースをお届けします。

自治体がひきこもりの方など孤立化が進む成人の方へのサポートを強化するのは非常に意義のある取り組みだと思います。

個人的にはひきこもりの方などは何らかの形で障害の診断を受けていれば障害者施設などのサポートが受けられますが、診断の無い方も多く、そういった場合は国や自治体のサポートを受けることが難しくなるので、こういった取り組みはどんどん進んで欲しいと思います。

また座間市は下記のような取り組みも非常に先進的ですね。

ひきこもりなど社会的に孤立する成人の家庭に専門相談員が出向く座間市のアウトリーチ支援が、昨年8月の開始から想定を上回る相談実績をあげている。

従来のひきこもりの方への支援は相談が中心でしたが、ご家族やご本人が相談に来所しない限り支援の手が届かないというデメリットがありました。

そんな中、アウトリーチ支援で「 手の行き届く支援 」を徹底したことは、好調な相談実績に結びつくのは必然なのではないでしょうか。

そしてこのような実績も挙げられていますね。

病院の初診にも同行するなどきめ細かく寄り添う伴走型の支援も安心につながっている、と市は分析している。10年以上ひきこもりの人の支援にもつながったという。

一つは病院への初診の同行の重要性を示唆しており、ここではどのような症状での通院かまでは言及されていませんが、ひきこもりの方などの場合は往々にしてうつ病や統合失調症などの精神疾患に罹られている可能性もあるので、早期での初診や診断はひきこもりの長期化や症状の悪化を招かない為にも極めて重要ですね。

そして、もう一つは10年以上ひきこもりの人の支援にもつながったという実績です。

近年はひきこもりの方の長期が進んでおり、10年以上ひきこもられている方も少なくはありません。

そういった方々に支援が行き届かないと更なる長期化のリスクもあり、座間市のアウトリーチ支援がその課題の解決に繋がるヒントを我々に与えてくれています。

相談中心の支援に比べてアウトリーチ支援はスタッフの方の拘束される時間が長くなってしまいマンパワーが必要になるので、スタッフの方の増員がカギを握るかと思います。

そしてアウトリーチ支援⇒就労支援⇒企業の雇用の流れの構築も必要になってくるかと思います。

座間市の実績が全国に知れ渡り、そしてアウトリーチ支援も同時に全国に普及してくことを願ってやみません。




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