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【障害者雇用・助成金ニュース】飲食業やフリーランスなどの職を失った若者をNPOが雇用し、コロナ禍からの復興に貢献

こんにちは、伊藤です。

皆さん日曜日はいかがお過ごしでしょうか?私は洗濯をしつつこのnoteの記事を書いております。

さて前回告知させていただいたとおり、地方自治体とは別にある財源を活用してコロナ渦における障害者などの就職弱者の方の就労をサポートする取り組みに関するこちらのニュースについて解説させていただきます。

少し前のニュースになりますが、素晴らしい取り組みだと思いご紹介させてただきました。

こちらは「 キャッシュフォーワーク2020 」という助成プログラムで休眠預金 を活用したコロナ過で仕事を失った若者の就職へのサポートの取り組みですね。

休眠預金についてはこちらのページで解説されています。

こちらのページの解説の通り10年間取引がない預金のことを「 休眠預金 」といいますが、毎年1,200億円以上発生しているというのは驚きですね!!

確かに飲食や観光業、接客業など対面接触のあるお仕事は特に大きな打撃を受けており、それに伴い多くの若い方が職を失ってしまっています。

そんな中、このプログラムに応募し採択された団体の皆様はそういった方々の就職の為に懸命に取り組まれております。

そしてニュースの中ではこの団体の取り組みにスポットを当てたいと思います。

一般社団法人サステイナブル・サポート(岐阜・愛知)/障害福祉サービス等既存の制度事業の利用が困難でありながら収入が減った、又は就労経験がない若者へ、基礎就労スキルとITスキルを中心とした職業訓練と、地域ボランティア(学校・公共施設の消毒等)や就労実践の機会(飲食・観光業のプロモーションのIT支援等)を提供する。打撃を受けている地域コミュニティに協力することでIT技術の獲得と自尊心の回復を目指し、併せてテレワークなど若者自身の働き方の選択肢を増やす。

こちらの法人は元々就労移行支援事業所など障害者の就労支援の事業を展開されています。

コロナ過前に比べて求人も少なくお仕事に就くのが難しい現状の中、職業訓練や就労実践の機会を提供していただけるのは非常に心強いですね。

そして今回のニュース内ではなくある新聞の記事ではより下記のように詳細にこちらの法人の取り組みが紹介されていました。

◆ 20~30歳代の男女6人が参加し、職業訓練や就労実践の機会を受けている。
◆ 次の就職先を見つけるまでの生活費などの確保の為に一時的な仕事の提供も行っている。
◆ 上記について障害をお持ちの方でコロナの影響で派遣社員の契約を打ち切られてしまった男性の方の事例も紹介されている。
・ 一時的な仕事として小学校内の消毒作業や飲食店のHPの情報更新などの業務に従事
・時給制で週30時間働き、月収は10万円ほど

特に私はこの「 一時的なお仕事の提供 」という取り組みが重要だと思っています。

前回もお伝えした通り、コロナ過でお仕事を失ってしまうことで精神疾患を発症されてしまうるースも増えていますが、精神疾患の方は症状の悪化などがあった場合はすぐに正規のお仕事に就くことが難しいケースも多いです。

その為、回復を目指しながら少しずつステップアップしていく必要もあるかと思います。

そんな中、「 一時的なお仕事の提供 」がとても効果的ではないかと思います。

フローにすることこのようになるかと思います。

(必要な場合)職業訓練⇒ボランティアなどで仕事⇒一時的なお仕事⇒就職

もしかしたらコロナ過に限らず、平時においてもこのような流れがあった方が職場への定着率は高まるかもしれません。

今までの助成金の解説でもご紹介させていただいたとおり、時短での勤務や障害者トライアル雇用なども上手く取り入れていくことも大切かと思います。

今回ご紹介出来なかった「 キャッシュフォーワーク2020 」の事例としては、

デジタル化×発達障害傾向の若者

リモートワーク×大学生

などもあります。

気になる方は是非下記の「 キャッシュフォーワーク2020 」のページもご覧くださいませ。

障害者を含む就職困難者の方々の為に、この取り組みも是非次年度以降も続いていくと良いですね。

そして私も普段取り組んでいる障害者の方の就労のサポートを少しずつ拡大していくことで貢献していきたいとも思っております。

本日もご拝読いただきありがとうございました。



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