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障害者雇用関連ニュースまとめ 【 2020/11/26 】

■ 今日のヘッドライン!

〇 高齢者・障害者が共生する「半農半介護」とは?岩手の農家NPOに聞く

こんにちは、伊藤です。

本日は高齢者と障害者の共生型の新たなサービスに関するニュースからお届けします。

高齢者と障害者の共生という意味ではコチラの佛子園も有名かと思います。

こちらでも園内に入居している高齢者の方が障害者の支援をしていて、高齢者の方々が生きがいを感じ、非常にお元気になられたということをテレビで観ました。

ただ住居自体は高齢者と障害者は別々のようで、今回のニュースのように一つ屋根の下で暮らすというのは非常に珍しいかと思います。

そして高齢者と障害者が同じ屋根の下で和やかに暮らすということも良いことですが、やはり労働として「 農業 」を一緒に行うというのがポイントかと思います。

高齢者の方は残りの余生の働きがいや生きがいとして、

障害者の方は工賃を得る手段として、

それぞれ農作業に取り組む目的は異なるかもしれませんが、

環境の良い場所で仕事をすることによる健康面への好影響

高齢者と障害者がお互いに助け合い仕事を通して絆を結ぶ

担い手不足の農家のお仕事をサポートできる

といった意味では一緒に働くことで様々な意味で相乗効果が生まれるのではないでしょうか。

高齢化社会、そして農家の担い手不足が急激に進む日本においてはこういった新しい形が必要になってくるかと思います。

是非この取り組みが全国に広がっていくと良いですね。

■ 障害者雇用

〇 ソニー、ソフトバンク、JALも参加する障害者運動の旗手、キャロライン・ケーシーの生き方が教えてくれること

いつも日本国内の障害者雇用のニュースを取り上げることが多いですが、今回は世界全体のニュースも取り上げてみました。

ご自身も視覚障害をお持ちで障害者運動家でもあるキャロライン・ケーシー氏はこう述べています。

「障害者問題は慈善団体や政府だけでなく、ビジネスが関わることで解決に向かう。まずは世界的企業500社のリーダーのコミットメントで、障害者への影響が及ぶ経済圏を作ろう」という運動だ。

世界的企業500社を巻き込むとはとてつもなく大きな運動だと思いますが、その背景には、

障害児の90%が普通学校に通えない。障害者の50%が貧困を経験し、50%が失業している。世界のグローバル企業の90%がダイバーシティを掲げながら、障害者への取り組みが伴っているのは4%だった

といった世界が抱える問題があることに言及されています。

日本でも障害者の方の貧困や失業の問題は多々あるかとは思いますが、世界規模で特に発展途上国などをみるともっと大きく深刻な問題なのかもしれません。

ケーシー氏が世界的企業500社に協力を依頼するのも頷けます。

そして個人的に最も共感したのはケーシー氏のこのセリフです。

「(リモートワークのような)1カ月で導入された新しい労働慣習の多くは、障害者の事業参画だけでなく、ビジネスの繁栄をもたらしうる」

コロナ過でリモートワークの導入が進む昨今ではありますが、今まで就労の機会のなかった在宅されている障害者の方の就労の可能性は広がったという意味では追い風かと思います。

そしてリモートワークの普及に伴うデジタル技術の発展により、世界中のどこにいても即時的にビジネスができるようになることで、また新たな経済の発展に繋がる可能性を示唆してくれているように思います。

経済の発展が社会に障害者を生むのではなく、

経済の発展が障害者を物心共に豊かにする

そんな社会が訪れることを願わずにはいられません。

■ 就労支援

〇 障害者が働く鹿屋市のおしゃれなカフェが、コロナで大ピンチ! 地域の応援を受けて、ピザのテイクアウトを開始し好評

就労継続支援事業所で飲食店を営んでいる事業所はコロナの影響でお客様が来なく大きな打撃を受けているかと思います。

そんな中ピザのテイクアウトに活路を見出した事例です。

やはり飲食に関してはテイクアウトや宅配、あるいは加工して日持ちできるようにしネットで販売するなど、コロナ過にあった販売戦略を取っていくことが必要不可欠かと思います。

〇 最重度の知的障害者施設ITSUMO×缶詰バーmr.kanso! 異色のコラボで「缶詰カフェ」を12月4日にオープン

缶詰というのは異色ですが、元々調理がされているので重度の知的障害者の方でも簡単に調理が出来て良いかと思います。

同じ視点でいくと冷凍食品やレトルトなどにも可能性はありそうですね。

■ 農福連携

〇 ヒマワリの種で元気届け 小野の就労継続支援B型事業所が販売

ひまわりの種はそのまま植えて花を咲かせても良いですし、食用としても活用できるので様々な売り方が出来そうです。

特に韓国では日本以上に食用として流通しており、チョコになったりしています。

コロナの影響で今すぐには難しいかもしれませんが、韓国への輸出も一考の余地があるかもしれません。

■ 助成・補助制度

〇 【障害者雇用セミナー】障害者雇用で使える助成金をわかりやすく解説


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