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障害者雇用関連ニュースまとめ 【2020/11/11】

■ 今日のヘッドライン!

〇水福連携ウィンウィン 能登かき養殖で広がる

いよいよ農福連携だけではなく、

水福連携の時代の到来!!

となる、そんな可能性を感じずにはいられないニュースをお届けします。

農業と同じく漁業もまた後継者不足などの影響もあり人手が足りなくて困っている業界と言われて久しい今日この頃ではあります。

そんな中、かきの養殖という地元を代表する産業において、福祉としてではなく現場の戦力として障害者の方々がご活躍されているのは大変嬉しいですね。

特に下記の部分について、

同市の就労継続支援事業所「シフト」の利用者らが、専用のなたでくっついたカキ貝を一つ一つはがし、大きさごとに選別。死んだカキを取り除き、かごに詰めていった。

大きさや色、汚れなど物を選別するといった「検品作業」は、障害者の方々には視覚の感覚が優れている方も多く、一度作業の工程を覚えてしまえば、むしろ健常者よりもご活躍できる可能性が高いと言えます。

この事例は障害者雇用だけではなく人手不足に困る地場産業の発展の大きな示唆となって言えるのではないでしょうか。

例えば、林業や伝統工芸品など職人さんのお仕事など、業務の切り出し方を工夫すれば、

障害者雇用×地場産業=地域の活性化

は実現可能だと私は思います。

■ 障害者雇用

〇“障がい者=チャレンジワーカー”に「やりがい」ある仕事を創り出す〜ビースタイル チャレンジ特例子会社に認定〜

正社員化などのキャリアアップやモリンガ農園など、今までにない新しい仕事場の提供など障害者の方がモチベーションを高めて働いていただく為のヒントが沢山詰まったニュースです。

障害者雇用をされている、あるいはこれからしようとしている事業主様や人事担当者の方などはとても参考になると思います。

〇障害のある19歳看板娘が八百屋の移動販売で地域貢献

このように障害者の方がやりがいを持って働ける職場を創造していくことの大切さを教えてもらえるニュースですね。

一度や二度上手くいかなくてもご本人と真摯に向き合い、ご本人の特性を見極めた上で、ご本人に合った仕事ややり方を根気よく探し、そして提供していく。

日々のお仕事でお忙しいとは思いますが、障害者雇用のご担当者や支援者には上記に姿勢が必要なのだと改めて思いました。

■ 就労支援

〇海のプラごみ、ヘアアクセに 名古屋・緑区の障害者就労支援施設

本当に障害者雇用×環境保全のニュースは毎日のように目にしており、こういった取り組みが全国に広がっている証拠ですね。

〇砂丘長いも、チップスに かほく・創楽、障害者の社会参画につなげ

■ 農福連携

〇ハコニワ・ファーム 1個300円の卵で目指す障害者自立

ブランド化が上手くいけば障害者の方が作った商品も高値で販売できて結果収入もアップする。

それを実現されている素晴らしい事例ですね。

■ その他

〇日本初のひきこもり当事者・経験者主体の企業、驚きの経営術!『ひきこもり× 在宅 × IT =可能性無限大 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで』2020年 12月1日刊行

ひきこもり主体の会社がついに書籍を発売されます。

記事にもありますが採用の仕方として、

履歴書提出と面接は無しで採用する 。その代わりに、原則として全員に2週間~1カ月ほど、ボランティアベースで仕事をお願いするトライアルを経験していただく。

こういった私の経験上障害者の就労支援でも有効だと思います。

履歴書提出と面接はどうしても形式上必要ではありましたが、履歴書が理由で不採用等ことはなく、面接もなるべく雑談を多めにしてリラックスした雰囲気で行っていただくようにしておりました。

そして、「職場体験実習」というボランティアでやはり2週間ほど実際にお仕事をしていただき、双方に仕事内容等が合うか合わないかをご判断していただき、双方共に合意が取れて採用という形を取っていただいていました。

やはり障害者やひきこもりの方々にとっては上記の方法が最もミスマッチを無くし、定着率を高める方法だと私は思います。

ただもしかしたらこれは健常者と呼ばれるを採用する場合にもあってもよのではないでしょうか。

新卒であればインターシップなど職場を体験する経験もありますが、中途だとそういった機会も中々ないと思うので、

大人のインターンシップ

と呼ばれるような取り組みがあれば、もっともっと企業の離職率は減り、長期間に渡ってご活躍できる方を採用できる可能性は高まるのではないでしょうか。

事業主様や人事のご担当者様、是非ご検討の程、よろしくお願いします!

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