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【 コラム 】障害者雇用の法定雇用率について思うこと

皆さんこんにちは、伊藤です。

本日は土曜日ということでお仕事がお休みの方も多いかと思います。

関東甲信地域のお住まいの方は今夜から明日にかけて大雪の恐れもあるとのことなのでお気をつけ下さい。

さて本日は「 障害者雇用の法定雇用率について思うこと 」についてコラムを書きたいと思います。

この私のnoteは当初は障害者雇用関連のニュースのまとめ記事としてスタートし、現在は障害者雇用関連の助成金をテーマとした記事の投稿にチェンジしました。

ただ日々の学習の為に現在も障害者雇用関連のニュースはほぼ毎日目を通しております。

そんな中、栃木県からこのような嬉しいニュースが飛び込んできました!

栃木県内の企業の障害者雇用が過去最多で、かつ県内の市町平均で2.4%と現在の法定雇用率2.2%を上回る素晴らしい結果となっております。

このような成果を上げた要因がニュース内で語られています。

法定雇用率未達成の企業は544社で、比較的小規模の企業が多い。改善に向け同労働局は、雇用ノウハウのセミナーや特別支援学校の実習見学会、ハローワークと連携した企業支援などを通じ、障害者雇用の拡大を図る。

恐らく法定雇用率未達成の企業に対して県をあげて取り組んだ結果が成果に結びついたのではないでしょうか。

これはこれで障害者雇用の拡大という観点では素晴らしいことですし、今年の3月1日に法定雇用率が2.3%に引き上げになることになることもあり、各自治体のこういった法定雇用率に関するニュースは今後も増えてくるかと思います。

ただ私個人の想いとしては、障害者雇用の「 数 」だけではなく下記のような「 質 」の向上も非常に大切だと思っております。

〇 業務で成果をあげている障害者の方のキャリアアップの道が用意されている。

〇 アートに関するものや職人さんのお仕事など、従来の障害者雇用の職務内容にとらわれず、障害者の方の才能が存分に生かせる業務を切り出すことができている。

〇 担い手不足や後継者不足に悩んでいる地場産業と障害者雇用を上手くマッチングし、障害者雇用だけでなく地域の発展にも貢献している。

などなど例を挙げていけばまだまだ沢山出てくるかとは思いますが、やはりこういった「 質 」を追求することで雇用される障害者の方や地域の方々の悩みを解決でき、より関わる人たち全員の幸せにつながるようになるのではないでしょうか。

こういった「 質 」への取り組みはもっとニュースで取り上げていって欲しいですし、そしてその取り組みを後押ししそうな制度がこちらになります。

中のパンフレットを見ていただければ分かるかと思いますが、法定雇用率の充足だけではなく、体制づくりや仕事づくり、環境づくりなど、障害者雇用の「 質 」の部分の評価基準となっております。

そして見事に認定されますと特典の一つとして、日本政策金融公庫の低利融資対象となります。

是非認定を目指し特典の低金利の融資を受けたり、また今まで私が性迂回してきた障害者雇用関連の助成金と組み合わせることで、事業主の皆様の益々の事業の発展にも繋がっていくのではないでしょうか。

障害者雇用の「 質 」の追求=事業や地域の発展と幸福

となるような社会が訪れることを願わずにはいられません。


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