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重度鬱のほぼ無職だったけど、中度鬱まで回復したからうどん屋の開業を目指します。

こんにちは。
私は一之下正衛門といいます。
飲食店でアルバイトをしながら、ゲーム攻略サイトを運営している企業様にDCGの動画を月に約4本納品してなんとか生きているアラサーのフリーターです。

タイトルの通り私は重度の鬱で2年以上ほぼ無職だったのですが、去年の夏頃から症状に改善が見られるようになり、そこにタイミング良く学生時代からバイトをしていたうどん屋の大将のご厚意でお声かけを頂いてフリーターとして社会復帰を果たしました。

お店は忙しく、営業中に「死にてー」などと思う暇は全くなく、仕事に没頭することによって一時は完全に治ったのかと思えたほどに元気を取り戻していました。

実際、鬱だと伝えていた1番の親友にも「完治はないらしいけど、多分もう大丈夫」と伝えました。

程なくして私のバイト先のうどん屋は代替わりをしました。

それに伴ってそれはもう多種多様なトラブルが発生し、それに対処しながら働いていると案の定今年の春に過労とストレスで帯状疱疹(肌にブツブツができてそれが痒かったり痛かったりする病気)に罹り、2週間ほど自宅にて療養していたのですが、その後もトラブルが絶えなかった為に、復帰後すぐに退職しました。

療養中は当たり前ながら、布団の中で寝ていたり、起きていてもぼーっとしているしかないので、ぼーっとしていたのですが、そうするとまさかというか、やはりというか、鬱が顔を覗かせ始めました。

思考の鈍化、呑気症、頭痛、目眩、不眠。
一番酷かった時期に比べれば随分マシですが、諸症状が代わる代わる襲ってきます。

この時試しにネットでうつ病セルフチェッカーを久しぶりに3つほどやってみたら全てで中度鬱と結果が出ました。

とはいえ去年の秋から彼女と同棲を始めていたこともあり無職に戻るわけにもいかないし、地獄の苦しみだった重度鬱ではないだけありがたいので、1週間後にはネットの求人からイタリアンのバイトに応募し、さらにその1週間後に働き始めました。

店長も社員の方も非常に面倒見が良く優しい方々で、厨房は笑いの絶えない素晴らしい職場です。
飲食店で長いことアルバイトをしていたくせにほとんど包丁が使えない私に、メチャクチャ丁寧に包丁の使い方や、前菜の盛り付け方を教えてくださりました。

年齢もあまり離れていないので、仕込みの時間などには昔遊んだゲームやホビーの話で盛り上がり、入店後2週間でゲームソフトの貸し借りをするぐらいに仲良くなりました。

環境の変化に人1倍ストレスを感じる質なので、最初の1週間は目眩の症状が普段より強く出たりしてビビり倒しましたが(私の目眩は早朝と深夜にくるので、仕事中は平気です)、良好な人間関係を築けたのはかなり有難いことです。

当たりのバイト先を引き当てたと感じました。

しかし、大きな問題が1つ!

うどん屋に勤めていた頃と比べて収入が半減してしまいました。

なんだかんだうどん屋では5年半バイトをしていたので、その店においてはそれなりのスキルが身についていました。

代替わり後は出汁作りと製麺を私が担当していたぐらいです(麺は出勤しない日は前日に多めの量を仕込んで、私が非番の日も私のうどんを提供できるようにしてました)。
それに加えて週4回の出勤のうち3回の労働時間は12〜13時間、(残る1日は7
時間)だったので長時間手当も付けていただき、そこそこいいお給料を頂いていました。

しかし、この原価大高騰時代に、イタリアンにて新人アルバイトとして再出発した私の時給は当然最低賃金クラスのスタート。
うどん屋の時に比べると、月の勤務時間も少し短くなったのでさあ大変。

現状、アルバイトで調理補助とホールを兼任できるのは私だけらしいので、ここから少しずつ時給を上げてもらえる見込みもなくはないですが、現状では私の給料から家賃や光熱費などの生活費を差し引いて手元に残る金額はごく僅か。
先月私が自分の娯楽に使った金額は1800円です(ハチワレのぬいぐるみ)。
マクドナルドに行くのも1大イベントと化しました。ひもじい。

うどん屋で貯金は少しできていますが、復帰後1年も働いていないので心もとない金額です。

先月、僕は28歳の誕生日を迎えました。
先述の通り彼女との同棲も始まっています(今は彼女は帰省してますが)。
さすがに職場が楽しい雰囲気だからっていつまでも最低賃金クラスのアルバイトをしているわけにはいきません。

イタリアンで働くのは楽しいのですが、日に日にうどんそのものも恋しくなってきました。

「これはもう、やるしかないのでは?」
私は日に日に自分のうどん屋を作りたくなりました。

前の店にあったものは仕入れ先から仕込み方、調理法までほとんど頭に入っているし、なんならメモ帳にもまとめてある。
4年前、大将が簡単な手術のために入院した時には4日だけだが店を任されたこともある。

自信満々とはいかないが、勝算もなくはないのではなかろうか。

そんなことをぐるぐる考えながらバイトをしていたら、
社員の方と二人で片付けをしていた時に
「お前、なんか将来やりたいことあるんか?」
といきなり核心を突かれたので

「実は、ここで働いてるうちに自分のうどん屋をやりたくなったんです」
と正直に打ち明けました。

「ええやん。お前がおると正直助かるけど、いつでも辞めてええんやぞ。
俺が教えれることはなんでも教えるけど、他所のうどん屋にももう一回行きたいやろ」
と背中を押してくれました。
この先輩は僕の5倍かそれ以上ぐらいの速さで仕事をこなしていくバケモン(いい意味でです)で、人の感情の機微にも敏感で仕事を教えるのもめちゃくちゃ上手いしユーモアもあるという非の打ち所がない人物です。


とはいえ先述の通り、貯金もたかが知れているし、開業や経営の知識もほぼゼロなので、今すぐ開業とは行きません。

取り敢えず私は飲食店開業のハウツー本を近所の書店で購入し、
うまいこと節約しながら、尊敬する先輩の元でオペレーションや技術を学びつつ、開店資金を貯めることにしました。

思ったより長くなりましたが、これが今の私の現状です。
ひとまず今はハウツー本を一周読み終わり、自分の店のコンセプトシートや、
厨房・客席の図面を引いてみたり、店舗用の物件の家賃や初期費用をネットで眺めたりしているところです。

自分の思考を整理するために、これからも開業に関する日記的散文をnoteに書いていこうと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

事業計画書、難しすぎ〜!!

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