見出し画像

疲れない体づくり②

何を優先したいか
 
かと言って老化を止めることはできません。 顔の皺も髪の毛の色も止めることはできません。 関節の軟骨がすり減っていくのも、運動で取り返すことはできません。 そしたらセカンドライフを楽しむ為に、何を優先して死守していくかです。
 
生涯 自分の足で自由に歩ける力 そして 疲れを明日に残さない 疲れにくい体
 
私は今そう考えて、それを実現するためのトレーニングを皆さんとやっています。
 
そのトレーニングでは、何を優先して取り組めばいいのか? そこから組み立てて、どういう運動を心がけていく事が必要か そんなお話をしてみたいと思います。
 
 
大切なのは正しい姿勢を維持すること
 
生涯、自分の足で移動できる、疲れにくい体づくりの原点は、
正しい姿勢を維持すること」に集約できると考えています。 

そして正しい姿勢を維持するために、崩れかけている部分は是正し、必要となる補強運動を始めるという風に理解しています。

人間の体は一番てっぺんに重たい頭が乗っかっています。 この頭をバランスよく支える為には、頭の重心が重力方向にしっかり乗っかっているようにしないと前後左右にふらつきます。 

耳・肩・骨盤・膝・かかとが一直線上になるように立つことが重要であると解説本にはよく書かれていますが、重心が重力方向からズレると何処かが支える為に頑張らないといけない。 すなわち疲れの原因となる訳です。 

またこれが長引くと腰痛や肩こりなど筋肉が硬直することが起因する痛みへと変わっていきます。 

そして、重心がズレる要因が姿勢と理解しています。 このズレを修正する為の姿勢改善がポイントというわけです。
  
肩甲骨の可動域

正しい姿勢のチェックポイントの一番目、「耳・肩のライン」を重力方向にするポイントは、肩甲骨の可動域です。

肩甲骨は、自由に動ける可動域の広い骨で、その肩甲骨に腕がつながっている為、腕を強く動かす為に広い可動域を活用する仕組みになっています。 二刀流の大谷君やマエケンこと前田投手の肩が異常に柔らかく動くのを見た方がいると思いますが、肩甲骨の可動域が広くて、肩甲骨を支える筋肉が強いから剛速球が生まれるのだと思います。 

しかし残念ながら、一般人の多くは肩甲骨をあまり使わずに、腕だけを動かしていることが多く、その為肩甲骨の可動域が狭くなっています。

スマホやパソコンを俯き加減で長時間がみていると、肩甲骨が横に広がった姿勢で固まってしまいます。 肩甲骨が広がったままだと肩先は耳より前方に来て、姿勢は俗に言う「巻き肩」頭は前方に来るため、首に負担がかかり肩こりの一因となります。 巻き肩が原因して、姿勢は俗に云う「猫背」となってしまいます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?