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I'm back in the ball park. withコロナ時代の野球観戦。

6/19(金)のプロ野球開幕から1カ月少々が経過した。

無観客開催が各球場で続いていたが、7/10(金)を境に規制が緩和。最大5,000名までの観客が入場出来るようになった。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防止する目的から、大声を出して声援を送ったり、ジェット風船を使ってラッキー7を盛り上げたりするなどの行為は出来かねる状況。しばらくは静かな雰囲気で試合を楽しむことになりそうだ。

さて、このような状況の中、東北楽天ゴールデンイーグルスのホーム・楽天生命パーク宮城(県営宮城球場)でも観客を入れての試合運営が始まった。最大5,000名(だが実際のチケット販売数はこれより少ない話もある)もの狭き門を無事にくぐり、チケットを購入することが出来たので、試合を観戦してきた話を今回は書いてみる。

ゲートをくぐり、あることを思い出す。

今回は7/23(木)から7/25(土)の3日間、楽天生命パーク宮城で観戦した。6連戦はさすがにキツいな…金銭的にも体力的にも…とあえて本音は隠さないでおこう。

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対戦相手はオリックス・バファローズ。京セラドーム大阪での開幕3連戦以来の対戦となる。

「山本由伸怖えなぁ」「アダム・ジョーンズは打ちそうだなぁ…」と警戒すべき敵が数多く、苦手としている相手だけあって、それなりの覚悟を抱いていたが、この連戦の結果を最初に書いておこう。大変しんどい結果だった。各試合の結果を知りたい方は個々でググっていただければと思う。

早速本題に移りたい。23日の話になる。
球場のゲートをくぐり、あることを思い出した。

毎年、何かしら"変革"が起きる球場で有名な楽天生命パーク宮城。今季からは"スマートスタジアム"化を掲げ、入場時のチケットもぎりが大きく変わった。チケットにはQRコード(二次元コード(登録商標))が印字され、それを各エントランスの電子認証機で読み取ってご入場する方法に変わったのだ。

そうだ!変わったんだ!と認識はしていたものの、そこまでは意識していかったのでエントランスを前にハッと思い出したのだった。

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電子認証機はスーパー銭湯の退場ゲートと、オフィスのセキュリティゲートを組み合わせたような作りだった。超ローカルな話になるが、仙台空港の展望台ゲートもこんな感じだったような気がする。ほかには某テーマパークでも使われていたかも。既視感が強いゲートだったのは間違いない。

また、COVID-19の感染防止のため、アルコール消毒液を使った手指の消毒が手荷物検査時に行うようになり、サーモグラフィーを使った検温も行われるようになった。スタジアムで安心・安全に野球観戦が出来るように、万全の対策を施している印象を受けたのだった。

球場内に入り、感極まる筆者。

エントランスでの入場を終え、今回の席へ向かうことに。
今回は一塁側の内野席を購入。GATE17の入り口から階段を登り、スタジアム内部の様子が見えてきた瞬間、徐々に感極まっていた。球場に帰ってきたんだと。待ちに待ったこの瞬間だった。思わず動画を撮影してしまった程である。

このタイミングではビジターのオリックスの練習中だった。
生のプロ野球選手の動きを目にするのはしばらくぶりのこと。気持ちが高ぶったんだろうか、めったに撮らないビジターチームの練習をパシャパシャと撮り、自席で球場の雰囲気にしばらく浸っていた。

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しばらくして、場内のスタジアムグルメの様子を見に行くことにした。新商品は気になっちゃうタイプなので、できる限りのぞいてみることにした。

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新守護神"もりひゃら"こと森原康平投手のホットドッグなど、新登場した選手プロデュースメニューは結構多かったかと感じている。石橋良太さんのかすうどん、浅村栄斗さんのラーメンや豚丼なども食べたかったな。

それでも食べ慣れたメニューが恋しかったので、結局はMyHERO・島内さんのカルビ丼で球場飯初めとした。

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そんなこんなであっという間にプレイボールの時間に近づいてきた。
名物のイーグルスビールで喉を潤し、愛用のカメラを構え、試合に臨んだ。

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静けさが漂うスタジアム。

18:00にプレイボールの声が掛かり、試合が始まった。
先発のマウンドには期待の2年目・弓削隼人さんが上がる。
2m近い長身から投げ下ろす独特な球筋が武器の一つだ。

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私の周りには弓削さんの熱狂的なファンが居る。彼が住む関東では選手の背番号・ネーム入りのユニフォームを着て応援するほどの熱の入れようだ。その思いを懐き、勝利を信じてゲームセットまで試合を見届けた。

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スタジアムには静けさが漂っていた。まるでMLB中継でよく見るボールパークのように。もしかするとあれ以上の静けさだったかも。

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場内には効果音・アナウンス・応援歌を録音した音声が響いていたが、COVID-19対策で大声を出した声援はNGであることから、好プレーやヒットの際には拍手が鳴り響いた。ファンが出来ることは拍手をするか、MyHEROタオル(選手応援タオル)を出すことぐらいだけだったことから、概ねゆったり目で試合を楽しめられたように感じている。

これもこれで、野球を楽しむには有りなのではと思っていた。

試合途中に席を立ち、お手洗いへ向かうついでにビールを買った。
通常であれば場内を売り歩く売り子さんが、タンクを長机の上に置いてビールやレモンサワーを売っていた。これもCOVID-19対策の一環らしい。

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それにしてもサッポロ99.99(レモンサワー)の売り子用タンクは初めて見た気がする。次は試してみようかな。

また、応援歌や効果音を流すスピーカーが内野席で見られた。

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スピーカーを使った応援はCOVID-19禍前から導入していたイーグルス。
このような形で活用されるとは…想定外でしょう。

ちなみに、応援の音楽や歌声は収録したもの。
釣られて歌わないように要注意ですね。

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別の日の写真になってしまうが、試合終了後の退場規制も行われていた。
概ねスムーズに退場できたような気がする。思ったより密ではなかったな。

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勝ちきれず、歯がゆい試合。それでも…。

結果、この試合は2-2でオリックスに引き分けた。

先発の弓削さんが好投を見せていたが、リリーフ陣がオリックス打線につかまり、好投は生かされない結果となった。終盤の粘りに期待したものの、今季の特別ルールにより延長10回を以て試合終了。

ゲームセットの瞬間にはひんやりとした風が吹いていたが、既に球場を後にしていたお客さんも少々おり、いつもより肌寒く感じた。

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勝ちきれず、歯がゆい試合となったが、スタジアムで久しぶりに試合を楽しめた事実は変わらない。勝ちたかったな…勝ちきりたかったな…という悔しさを大いに感じられたのも、プロ野球が開幕し観客の一人として球場に足を運べたからである。茶の間で見る中継でも同様の結果には何度も直面しているのに、やっぱり現地となると途轍もないインパクトを感じた。

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現地に足を運び、チームの結果に一喜一憂出来ることは幸せなことだと改めて感じた。また、推しの島内宏明さんが元気な姿でプレーしてるシーンを久々に生で見られたことがホントに嬉しかった。最近感じたことがないようなパワーが、気づいたら漲っていた。プレー写真もたくさん撮れたので、別記事で追って紹介したい。

今季は何試合現地に行けるのだろうか。
最後の最後まで悔いなく、チームに念を送りたいものだ。

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