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ファスティングが解毒に役立つ理由とは?

こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。

先日こんな投稿をいたしました。

たんぱく質の代謝の話なのですが、その過程において「アンモニア」が発生するということをお伝えいたしました。

アンモニアは身体にとってです。なので、体外に排出しなければなりません。この働きは解毒作用といいますが、これを行なっているのは肝臓腎臓です。


おや??


そう、ここで1つお伝えしておきたいことがあります。

ファスティングには「デトックス作用」があるということを聞いたことはありませんか?身体に蓄積されている有害物質を体外に排泄するためにファスティングを行いましょうと勧めている人もいるかもしれません。


でも、このように考えるとちょっとおかしくなります。

なぜならば、通常の人であればたんぱく質を摂取しているはずなので、肝臓と腎臓は常に稼働しているわけです。たんぱく質の摂取量によって個人差はありますが、解毒作用も働いているはずなのです。

ファスティングによっていわゆる「デトックス」が行われるというのは正しい理解ではないと考えます。


それでも、一般的にはファスティングにはデトックス効果があると言われていて、多くの人がそれを期待しているはずです。

では、ファスティングをするとなぜデトックスに効果的なのか?その理由について考えてみることにします。

○体脂肪の燃焼

ファスティング中は、⾝体の中にあるものでエネルギー(ATP)を賄おうとしますが、糖質摂取を抑えるため、貯蔵されたグリコーゲンも少なくなり、主なエネルギー源は脂質となります。

有害物質の多くは脂溶性だったりするので、体内に取り込まれると脂肪組織に蓄積される傾向があります。なので、ファスティングを行うことで、体脂肪がエネルギー源として利用される際に、脂肪組織から有害物質が遊離して体外に排出されやすくなります。

○たんぱく質の機能正常化

脂肪組織から遊離した有害物質は、⾎液中にいったん放出され、その後どうなるかというと

・そのまま腎臓で濾過されて尿から排泄
・肝臓で処理された上で、便や尿から排泄

などのルートがあります。

人間の細胞の中には色んな器官がありますが、有害物質が体内に取り込まれて細胞の環境がダメージを受けたままだと、これらの器官が正しく機能せず、支障をきたすことになります。

このままだと、たんぱく質の品質管理システム(合成・分解)が誤作動を起こしてしまいますので、定期的にファスティングをすることで、しっかりと働いてもらえるようにするのです。


というわけで、ファスティングをするとこの2つを行うことができるので非常に効果的なのです。これをいわゆる「デトックス効果」と呼んでいるわけです。

たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されて、そこから再度たんぱく質として合成されていくわけですが、この過程が正常に働いていくことで私たちの身体が健康でいることができます。

なので、たんぱく質が身体でどのように働いているのか、何をしているのかについては頭の片隅に是非入れておいて頂きたいです。


今回は以上となります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。


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