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🇧🇩🇯🇵本当の貧困とは何か

アジア1の貧困国であるバングラデシュの学校運営に携わって2年が経ちます。この国で考えさせられることは「貧困とは何か」ということ。この国では早朝労働も深夜労働も当たり前。夜中1:00過ぎまで力車(現地で移動する3輪の乗り物)のクラクションの音が聞こえます。道端にはゴミが落ち、川は真っ黒に汚染され、街中には平気でシンナーを吸っている人も…

しかしながら人々は輝いているのです。何を見ればわかるかというと、とにかく目が輝いている。挑戦意欲に満ち、なんとかしようというエネルギーを感じるのです。

特に子どもたちのエネルギーはすごい。毎日目をキラキラと輝かせ、ウキウキしながら登校してくる。日本の学校とは異なる風景。自分たちには何ができるだろうかと、国のあらゆる課題に目をむけ、その解決に向けて勉強している。この国の子どもたちには、いま身の回りに起こっている問題はどう見えているのだろうか。そこには外発的な動機付けはなく、心からやりたいと思った内発的な動機付けがあります。 私たちはこういった国の人々から学ぶ必要があります。

注目される「自律分散」という社会構造は、これでは日本で成り立ちません。日本は途上国に遅れをとることになります。

日本でもバングラデシュのような目を持った人々の光景を取り戻す。これが私のやるべきことであり、教育に関わるイノベーターたちの課題でしょう。

あなたとの出会いに感謝します。