音楽の"良さ"は、音量に左右されるという話から、体験のデザインを考える
小ネタです。こんなポストをみました。
めちゃくちゃわかる〜〜〜という話でした。
音量によって、音楽の聴こえ方ってガラッと変わりますよね。
書いてある通り、少し音量を大きくするだけで、今まで聴こえなかった音が聞こえてきたりするし、音量を少し下げた場合もまた然りです。
前に書いた、音質ってよくわからないという話にも通ずるのですが、
「音をどうデザインして、耳に届けるか?」という視点は結構大事だと思うんですが、あまり気にされていない気がします。
良し悪しは置いておいて、イコライザを弄りまくった音楽を聴いたり、"音質"がめちゃくちゃ悪い環境で音楽を聴いたりするのは、個人的にはもったいないというか、
作り手がベストだと思った音でちゃんと聴きたいなと思ったりするわけです。
それで思い出したのは、流通空論での鳥羽秀作さん回です。
この人のことは全然ちゃんと知らなかったのですが、料理そのものだけではなくて、食事という体験全体で考えて、デザインしているということが、ここから十二分に伝わってきて、めちゃくちゃ面白いなぁと思った話でした。
確かに椅子だったりナイフという要素は料理には直接関係ないですが、食事という視点で考えればそりゃこだわったほうがいいに決まってますよね。
関連して、より直接的に音楽の話でいえば、Dos Monosのリスニングパーティーはまさしくでしょう。
流通空論のホストでもあるTaiTanが、鳥羽秀作さんと同じ考え方において、曲だけでなく、音楽という体験全体で考えて、デザインしているというのが、1名限定で最高級スピーカーとウーハーによる良質な音環境を味わうことができるという、この企画の肝なのだと思います。
もっと敷衍すれば、以下の話にも通ずると思います。そういう場がもっとあっても良いんじゃないかなぁと感じます。(ライブとかだとやっぱり場所によってだいぶ違いますからね)
そういえば、なんとなく以下のポストとスレッドの内容も思い出しました。
音楽の聴き方・聴かれ方というのは、非常に興味深いなぁと改めて思った話でした。
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