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2022/11/7週|資格試験で最小コストで合格するためにやっていた方法

以前の話になりますが、前々職関連で資格取得の勉強をしていた時期がありました。
仕事しながら何かに向けて準備をするのは時間も限られた中(必要となってから残された時間は2 ~ 3ヶ月でした。汗)なので、かなり体力的にも精神的にも負荷がかかるもので、なるべく最小コストで最大の成果(合格)を得たいものではないでしょうか。

今日は以前書いた記事の焼き直しですが、国内旅行業務取扱管理者総合旅行業務取扱管理者(国家資格)の試験に合格した時にどうやって勉強したかのメモをシェアできればと思います。

学び直し、というよりはテクニカルな側面が強い話ではあるのですが、自分も勉強開始前に本試験の勉強法について綴っているブログや記事にお世話になったため、何かに向けて努力をされている方に少しでも参考になれば嬉しいなと思い残してきます。

ちなみに、旅行業務取扱管理者を例に書きますが、TOEICやら統計の資格も大体同じように勉強してきました。

導入:「旅行業務取扱管理者」とは?

補足まで… Wikipediaによれば下記のような記載があります。
前々職でアプリを通じた配車事業に携わっていたのですが、旅行業法のルールの中で事業を行なっており、ゆえに本資格をもった責任者が必要になってきます。ありがたいことに会社で試験を受けるチャンスをもらったのでチャレンジさせてもらいました。

旅行業務取扱管理者(りょこうぎょうむとりあつかいかんりしゃ)とは、旅行業法に定められている旅行業者及び旅行業者代理業者の営業所における顧客との旅行取引の責任者のことである。また、責任者となるための国家試験である旅行業務取扱管理者試験に合格した者すなわち旅行業務取扱管理者資格取得者のこと、あるいは資格そのものを指すこともある。2005年4月に旅行業法が改正される前には旅行業務取扱主任者と呼ばれていた。

勉強はひたすら「アウトプット→インプット」

僕は大学に入る前に二浪しているくらいなので笑、決して勉強が得意なタイプではないのですが、大学受験を受け、大学での試験での単位取得、TOEICのスコアを上げること、最近ですと統計検定G検定の取得、、などなど、どうすれば最短距離で合格できるかを考えていたら「アウトプット→インプット」にたどり着きました。
これ自体はよく言われる手法なので新鮮味がないかもしれませんが、実践しようとすると結構難しいです。なぜなら資格系だといきなり過去問から解き始めるわけで、当然ほぼ全ての問題がわからないため、途中で心が折れそうになります。笑
人は知らないことに対する恐怖心があるものなので、必要以上に難しい試験に見えてきます。笑

今回の旅行業務取扱管理者の場合は、総合試験の4科目のうちの3科目が国内試験と一致しているため、最初から総合試験の過去問/問題集からあたりました。
最初は「解く」というよりは、「眺める」「読む」が近いかもしれません。実際読んでも何が書いてあるのかわからなかったです、、笑
ただ、上記の過去問は見開きで問題と解説がセットでついていたので親切な参考書ではあると思います。

兎にも角にも、ここで心が折れないことが大事。
最初から読んでわかったら国家試験にはなりません・・・。

時間をかけすぎない。速さを重視し、「回数」が重要。

過去問題集に目を通すのは「1週間以内」を目処にしていました。
・単純に時間がそんなにあるわけではなかった
・時間をかけすぎて、最初の方の問題を忘れてしまう
・過去問からあたっているわけで、じっくり読んだところで完全理解ができるわけじゃない
あたりが理由になります。
これはタイプが分かれるかもしれませんが、個人的には1回読み終わるまでに1ヶ月かけるよりも、1回を1週間でさーーっと読んで、4回繰り返す方が確実に記憶定着が見込める実感があります。
わからなくてもとにかく次へ次へ。1冊読み終わる達成感が勉強の継続にも繋がります。ます。

回数が重要です。

テキストの出番。だが、脇役。

問題を見終わったら、次はテキスト/教科書の出番です。ここでもあくまで起点は過去問にして、「どういう形で出題されるのか」を意識しながらテキストを読んでいくことをお勧めします。あくまで主役は過去問です。テキストについても過去問同様、速さを重視して、1~2週間で読み終わるようにしましょう。とにかく「試験まで何回繰り返せるか」が勝負です。

目次を活用。全体像を把握する。

もう一つのお勧めは「目次を読む」ことです。テキストを読むときに1ページずつ順番に読んでいくとどうしても目の前の木に目がいってしまい、詰まってしまったり、時間が空いたりすると、自分が何を勉強していたのかわからなくなってしまう経験をされたことはないでしょうか?(僕はよくあります。。)
なぜこういうことが起きるかというと、「森全体を把握できていないから」です。旅行業務取扱管理者の場合ですと、
・旅行業法
・約款
・国内実務
・海外実務
の4つがあり、それぞれの中でも個別テーマがあります。鳥になった気持ちで森を見渡しておく、先回りして個別テーマを頭に入れておくと迷子にならずにすむかと思います。(僕は記憶力がよい方ではないので最初の方に目次を3回くらい読みます。)

過去問→テキスト参照→過去問→テキスト参照→過去問→テキスト参照

この種の資格試験について、最終的に合格できるかどうかの分かれ目ははこのサイクルを何セット回せるか、だと考えています。
つまり、「過去問でほぼ満点取れるような状態」にすれば、合格ラインが決まっており(旅行業務取扱管理者は6割以上)一定の難易度水準を維持する必要のある資格試験では、再現性のある実力と言えると思うのです。

過去問を問いて、わからなければテキストの該当箇所を重点的に読み込み、理解する。もう一度問いてみて、また解けなくてテキスト戻って・・・傷つきながら(間違えながら)大きくなりましょう。笑

当然ですが、「過去問でほぼ満点取れるような状態」は答えを暗記をすればよいわけではありません。答えに至るまでのロジックを答えられるか?選択式であれば正解の選択肢を見抜けることに加え、ひっかけの選択肢のどこがひっかけになっているのか、を選択肢一つ一つで検討し、理解することが必要です。ひっかけの選択肢になるということは出題者にとって理解を問いたい内容ということで、次の年の試験には正解の選択肢として出てくる可能性すらあります。
「過去問は選択肢まで味わう」これ大事。
実際、旅行業務取扱管理者では同じような選択肢、ひっかけ問題が毎年出ていますし、過去問を繰り返せば繰り返すほど、「ここを理解しておいて欲しいんだな」という出題者の意図が見えるようになってきます。

予備校の直前対策講座や模試はお勧め

旅行業務取扱管理者に限った話にはなりますが、「本気になったら大原」にまさか通う日が来るとは思いませんでしたが、直前対策講座と模試のセットの講座に通いました。非常に良かったです。
理由としては、
①模試がベンチマークになる。
大体数週間前に設定されているので、実力試しにぴったりでした(ちなみに国内・総合ともに模試上では落ちました・・・本当はここで合格ラインを超えるくらいに仕上げることが理想です。苦笑)

②重点内容を大原講師から教えてもらえる。
独学もよいのですが、人から教わると同じ内容でも別の角度から教えてもらえるので、記憶の補強にいいかと思いました。しかも重点領域をよく研究されているので、大事なところだけ効率よく学べます(正直、直前対策の講義で「初めまして・・・」の知識がたくさん出てきて焦った記憶があります)

③改正旅行業法や世界遺産、時事問題に対応。
②にも関連していますが、旅行業法も毎年変わるので、問題集やテキストで学んでいる知識が間違いになることもあります。そこについての正しいインプットをもらえるのはこういう予備校ならではと思いました。また「直近で認定された世界遺産は出やすい」「大河ドラマの舞台になっているエリアが何かしら出題される」という、ならではの傾向も教えてくれ、参考になります。

3ヶ月で国家資格に合格!

平日できたら1時間くらい、土日は3時間〜5時間くらいでしょうか、、仕事やら飲みやら必ずしも勉強に時間を費やせない日もありましたが、なんとか合格。。

大前提として、出題などの運が良かったと思いますが、他方で社会人で時間の有限性をより感じる中、勉強方法の工夫が結果につながったのかなと感じています。
旅行業務取扱管理者を受けられる方が万が一目にしたらお役立ていただければ幸いです。

今日は仕事から外れた内容でしたが、、自分自身もまた新たなことを学ぼうかなぁ、、と考え始めていたので書いてみました。
お読みいただきありがとうございました。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
タイミーは、すぐに働けてすぐにお金がもらえるスキマバイトアプリです。

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