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2024/1/22週|Two-sided platform(両面市場)におけるマーケティング組織のあるべきを考え中...

今日はちょっとマニアックな話、かつ、現在進行形で試行錯誤の話なので何かナレッジをシェアできる段階ではないのですが、最近Two-sided platform(両面市場)におけるマーケティング組織のあるべきを考えています。

組織のくくり方(責任範囲の規定)は、それによって "We(主語)" が定義され、普段の振る舞いに反映されていくものだと考えていますので、非常に重要なポイントです。
ただし、正解はない、かつ、どんな形であってもメリットとデメリットがあるのが組織論の奥深いところであります。

したがって、少なくとも意図を持たせた形にしておき、実践者たちがその意図を検証できる状態にしていくことが重要なので、仮説であれど突き詰めて考え抜いておきたいポイントです。

なお、ここで両面市場と指すものはCtoCのような事業形態というよりはBとCを結ぶような形態を念頭においています。

組織の責任範囲設計におけるヒント💡

考えるヒントになるような材料を下記のようなドキュメントに求めました。

参考文献:


目に留まった部分を中心にメモにしてみます。

  • 両面市場の概念には、価値を提供し合う2つの異なるユーザーグループを持つ仲介経済プラットフォームが含まれる。

  • 両面市場を展開する企業のマーケティング組織では、2つのユーザーグループ間の相互依存と相互利益を考慮することが不可欠である。

  • 両面市場の研究では、異なる顧客グループ間の取引コストを最小化することの重要性と、価格設定やその他の戦略に影響を与える間接的なネットワーク効果が強調されている。

    • 相互依存を理解する:

      • 両側市場の両ユーザーグループがプラットフォーム上で相互に取引を行い、相互に有益な関係を形成していることを認識する。

    • 取引コストの最小化

      • 効率的な交換と価値創造を促進するため、2つの異なるユーザーグループ間の取引コストを最小化することに重点を置く。

    • 調整と価格戦略

      • 間接的なネットワーク効果と独占禁止法への影響を考慮しながら、関係者全員の調整と価格戦略の決定要因について検討する。

  • まとめると、両面プラットフォームビジネスを展開する企業において、マーケティング組織の責任領域を設定する際には、2つのユーザーグループの相互依存性を認識し、取引コストを最小限に抑え、両面市場特有のダイナミクスを考慮した調整戦略や価格戦略を検討することが極めて重要である。

。。。

ふむふむそうだよね、と思った点もいくつかあったので取り入れられるかどうかチームで検討を続けていきたいと思います。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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