LayerXにジョインして3年、変わったことと変わってないこと

こんにちは、LayerXでエンジニアとしてバクラクシリーズの開発を担当している高江(@shnjtk)です。 ブロックチェーン開発エンジニアとして入社し、3年の間に複数プロダクト開発のリードエンジニアを経て現在はエンジニアリングマネージャーも担っています。

早いもので、2019年12月にLayerXにジョインしてからもうすぐ丸3年になります。この間に、ブロックチェーン開発からSaaS開発にピボットするなど事業の方向性は大きく変わりましたが、先日、弊社代表の福島さんより公開された「LayerX羅針盤」を見て、改めて「根っこの部分は変わってないなぁ」と思ったので、今回は組織や文化について、ジョインした時から変わったことと変わってないことを自分なりに整理し、言語化してみたいと思います。

また、カジュアル面談や採用面接で「LayerXに入社した動機は?」「実際に入ってみてどうだった?」というご質問をよく頂くので、後者について現時点における回答にもなればと思います。なお、入社した直後の回答としては以前に公開した記事にてご紹介してますので、よければあわせてご覧ください。

※今回の記事は、10月から始まっているLayerX 2022アドベントカレンダー(概念)、16日目の記事です。

前回は、デザイナーのkougaさんによる「LayerX、マーケティングデザイナー、入社理由、25歳、経済学部」でした!

変わったこと

xOpsの進化

バクラクをリリースした初期の頃は日々のオペレーションについて手探りなことが多く、テクノロジーの活用という点ではまだまだという状態でしたが、高い専門性を持つメンバーが次々と加わり、様々なxOpsを立ち上げてくれたことで、一気に洗練されてきました。
SalesOpsの例を挙げると、Fukutaroさんがこちらの記事でご紹介しているように、Salesforceを整備することでお客様の情報をきめ細かく管理・共有できたり、商談に関するデータが可視化されたりと、LayerXらしく「Bet Technology」でオペレーションを見直し、各自が自分の業務をどうすれば自動化、効率化できるかを常に考えるようになったと思います。

型の進化

開発に関するところでは、以前こちらの記事で「開発したソフトウェアを資産として流用できるように『型』を持つ」とご紹介しましたが、この「型」についても羅針盤で「型はどんどん改善していくもの」と言及されているように、日々進化を続けています。
特に、先月から新たに発足したenablingチームが主導している開発プロジェクトでは、Terraformの構成も大きく変わり、「型」がアップデートされていることを強く感じます。
新しく加わったメンバーが既存のプロダクトやソースコードなどに対して問題提起や「そぼぎ(素朴に思った疑問)」を投げかけてくれることも「型」のアップデートにつながっています。

組織構造

エンジニアチームを見てみると、初期の頃はエンジニアの数も少なかったのでメンバー全員で1つのチームを構成し、マネージャは事業責任者のmosaさん1人という非常にフラットな組織でしたが、サービスラインナップの拡大やメンバーの増加に伴って、各プロダクトごとにチームが組成され、各チームごとにマネージャがアサインされるようになりました。
このマネージャのアサインにあたり、羅針盤で「マネジメントはチームの中での役割の一つに過ぎません」と言及されているように、マネージャは偉いわけでもなんでもなく、いちロールでしかないですよ、というLayerXの考え方は個人的にすごく気に入っています。

変わってないこと

行動指針

LayerXが掲げる5つの行動指針については、いずれも僕がジョインした時から変わっていません。当時はそれぞれの指針が単独で定義されておりましたが、現在は行動指針は循環するものであるとして、その定義がアップデートされ、より明確かつ詳細に説明されています。人によって解釈に差が出てしまうのを最小限にするために、こうやって言語化することはとても大事だと思います。

情報の透明性

miyachanによるこちらの記事で言及されている通りで、情報の透明性については引き続き高いレベルで維持されています。また、先日YOUTRUST様にインタビューしていただいたこちらの記事でも、健全な意思決定をするために情報の透明性が重要であるということをご紹介しています。
僕がジョインしたころは、会社全体で30名程度の組織でしたが、今は100名を超える規模になっています。それでも当時と変わらず、非常に多くの情報が社内でオープンになっているというのは社員全員がお互いを信頼している証だと思いますので、これが徹底できているというのは改めてすごいことだなと感じます。

技術力の高さ

入社を決めた理由の一つとしてエンジニアメンバーの技術力の高さを挙げましたが、こちらについても変わっていません。むしろ、CTOの松本さんや、名村さんをはじめとして、フロントエンド、バックエンド、インフラなど各領域において高いスキルを持つエンジニアが加わってくれたことで、チーム全体としてさらに一段厚みを増した印象です。これによって、これまでは十分に取り組めていなかった組織の生産性向上にも目を向けられるようになり、これからさらに開発を加速化していくための下地作りを進められるようになりました。
ちなみに、松本さん、名村さん、mosaさんによる対談記事が公開されておりますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。

おわりに

ジョインから3年経ち改めて振り返ってみると、組織にとって根っこの部分となる企業文化は変わっておらず、プロダクトやオペレーションは新しく加入したメンバーによってさらに改善され、事業部ビジョンや会社ミッションは事業解像度が上がるにつれてより明確になっています。
こちらの福島さんの記事にもあるように、企業文化は事業戦略と同等以上に重要であるため、今後もこの文化を大切にしていきたいと思います。

LayerXの文化に共感していただける方、まずはカジュアルにお話しましょう!
特に、プロダクトの拡大やxOpsの改善を進めるにあたってインフラ周りのチーム力向上が急務となっているので、インフラエンジニアとして興味を持ってくださる方はぜひご連絡ください!