小学生になると子育ては落ち着くのか?
子どもが小さいうちは無理をせず、小学校に入って子育てが落ち着いたら、バリバリ働く。
こんな言葉が、よく見られる。
私も子どもが小学校に入るまでは、上記のように思っていた。
赤ちゃん時代(0~3歳くらい)は、確かに物理的に大変だった。
夜泣きはあったし、離れると泣くし、「ちょっと待っててね」は通じない。
ご飯は食べさせなきゃいけない。お風呂も一人で入れない。
幼稚園時代は、預けられる日中は動けるものの、
預かってもらえる時間が短かったり、
送り迎えが必要だったり、
よく発熱したり、
生活全般に対してもまだまだサポートが必要。
そしていよいよ、小学校入学!
となったら、これまた決して楽になるわけではなかった。
低学年は、下校時間が早い。
宿題のサポートと、家庭学習。
増える習い事の送迎。
授業参観、個人懇談、学級閉鎖。
春、夏、冬の長期休み。
さらに、学校に慣れるまでは精神面でのストレスが大きく、
今まで以上に寄り添うことが必要になった。
友達関係も複雑になってきて、話を慎重に聞く必要が出てきた。
お友達と遊ぶ約束をしてくることもあり、
親同士で連絡先を交換したり、家に呼んだり、呼ばれたり、
低学年のうちは公園に付き添ったり。
とにかく、挙げ始めればキリがないほど、やることがある。
もちろん、働いているお母さんはたくさんいるけれど、
「子育てが落ち着いた」と言える状態では全く無いのである。
特に精神的なサポートというところは、外注できないし、
自分にもゆとりがないと対応できない。
なのでどうも「子どもが小学校に入って落ち着いたら~」という言葉には
モヤモヤしてしまう。
子育てしながら働くのは、いつだってめちゃくちゃ大変だと思う。
ちなみに、最近読んだこちらの本。
17年専業主婦をやってから再就職し、外資系ホテルの社長にまでなったという薄井シンシアさん。
17年間は子育てに専念し、そこから仕事を始めたという内容に、
なるほど~と思ってしまった。
何を今優先すべきかを考え、無理に限界突破しない。
こういう生き方もあるのだな、と。
我が家は長男が6年生になり、今まで以上に一緒にいる時間を大切にしたいと考えるようになった。
きっと中学生になったら、反抗期は来るだろうし、家族よりも友達との時間が優先になるだろうから。
「子育てが落ち着く」っていつなのか、今の私にはまだ分からない(中学生は中学生で新たな悩みが出てきそうだし)。
「優先したいのは子ども」という軸が自分の中にはあるので、そこがぶれないようにはしたい。
同時に、本当に子育てが落ち着いて、急にぽっかり穴が空いてしまわないように、私は私のやるべきことを探していこうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?