昨日は今年の春漁でヤママルは初めて少しだけ天日干しができました。 天日干しは秋漁では気温が低いのでなかなか作れません。 地域の特産品は地形や気候によって、脈々と受け継がれてきたものです。 絶やさぬようにしていきたいと思います。 そして今日も入札がありましたが落札はできませんでした(汗) さて、今朝付の朝刊に、「禁漁破り」という記事が出ていました。 この日は大井川は出漁できず。 由比も出漁したものの、ハダカイワシばかり。 当日の写真ではありませんが「ハダカイワシ
今年の春漁は、昨年にも増して厳しくなっています。2000杯で賑やかだった頃ははるか遠く、20杯なんていう日もあります。 5月21日の桜えび漁は、由比漁港には250杯ほど、今年の春で一番多い水揚げでした。多いとはいえ、価格は15キロ9万円代キープ。昨今の社会状況で飲食店さんが大変なご苦労をされている中、ちょっと信じられないような価格帯です。 入札はなかなか難しいですが(笑)、駿河湾産の良さを知っていただくためにも、漁師さん、加工業の私たち、そしてお客さまの「三方よし」を模索
こんにちは! 駿河湾桜えび漁は成育を待つための休漁期間が明けましたが、毎日のように風が吹いてしまいなかなか出漁できません。 この数年は漁獲が全く伸びない不漁が続いています。 不漁は、漁が出てから初めてわかるわけではなくて、実は少し前から「覚悟」しているところもあります。。。 今日は、桜えびを「調べる」というテーマで更新したいと思います。 「今、駿河湾の桜えびはどんな状態か」を調べる取り組みは、大きく分けて3つのフェーズに分けることができます。 1、調査漁による桜え
2020年4月14日の夕方。 駿河湾桜えび漁が出漁しました。 海の上の漁師さんから素敵な写真が届きました。 雪が溶けて桜が散りはじめたら桜えびの季節 と言われていますが、静岡の桜は関東よりのんびり咲き、 富士山にも雪が深く積もったまま。 「まだ群れが見えない」 という漁場からのLINEに泣き顔のスタンプを返しつつ、 雪の富士山と桜えびの船の灯りがきれいだなぁと思いました。 ここ数年、不漁が続いていますので不安は増していくばかりですが、 その間も静岡の自然は
はじめまして、静岡で海産物を扱っていますヤママルと申します。 清水区の由比漁港の仲買人をしています。web担当の趣味は写真です。 日々TwitterやInstagramにUPしていますが、文章を添えてゆっくりと港の空気感を味わっていただけたらと思っております。 しらす漁は朝。 桜えび漁は夜。 駿河湾は色々な表情をみせてくれます。 日本一深い湾なので、桜えびと一緒に多彩な深海魚もとれます。 そんなことを綴っていけたらと思います。 ごゆっくりお付き合いいただけまし