子ども、子どもの権利に出会う
こんにちは、また投稿が空いてしまいました。3日坊主のころあい自然楽校小学部スタッフ静です。
高学年の子どもたちは「人権」についてのテーマ学習を始めました。
「人権」という言葉にも、「権利」という言葉にも初めて出会い、全くピンと来ていない様子の子どもたち。
人権をテーマに学習をするよと言っても、
「人権ってなんなん?」
「人間が生まれながらに持っている権利のことだよ。」
「権利ってなんなん?」
「え、なんやろう・・・。切符みたいな感じ・・・?」
みたいなところからのスタートです。
初めに、えがしらみちこさんの「ようこそ、こどものけんりのほん」
の読み聞かせをしました。
次に、「こどものけんり なんでやねんすごろく」をして遊びました。
このすごろくには、普段よく起こることだけれど、こどもの権利の視点から考えると「なんでやねん!」な事例が書かれたカードが、たくさんでてきます。
「なんでやねん!」とツッコミながら、「いやあるわ~!」「ほんまやそれよく考えたらおかしいな!」「子どもにも断る権利あるわ!」と盛り上がる子どもたち。
自分たちもこのカード作りたい!!!と、自分たちが思う子どもの権利が守られていない事例のカードがたくさん出来上がりました。
「はじめは人権って何かさっぱりわからなかったけど、絵本もゲームもわかりやすくて、ちょっと人権って何か分かった気がする。」
「なんでやねんカードのこと、あるある~って思った!」
「さっき大人は、私のお願いに合わせてくれていたけど、本当は嫌だと断っているのに無理やりお願いしてたら、これは大人の人権をじゃましてることになるのかな。」
人権について考え始めた子どもたち。
ここで、人権の歴史について簡単に講座をしました。
・人権はなぜ必要になって、どのように守られるようになったのか。
・日本の現在の状況は?
・世界の他の国の状況は?
・国連の働きは?
いろいろな問いが生まれ、対話が生まれました。
人権の事について、もっと大人にも知ってほしいな。と子どもたち。
「特に子どもの権利について、よく知ってほしい!」
それが子どもの一番のニーズだよね 笑
子どもの権利について、大人に知ってもらうためには、何を伝えたらいいかなと話し合いが始まりました。
「なんでやねんカードのような状況を、劇で再現したい!」
「そうしたら、人権が守られてるバージョンもやって、比べたらわかりやすいかも。」
「でもそもそも、子どもの権利条約について知ってもらうことも大切だよね。」
「私は劇出たくないから、そういうのをパンフレットで知らせたい。」
「パソコンのデザインとか、そういうのに挑戦してみたい!」
「今日教えてもらった人権の歴史もいれたらいいと思う。」
「それも劇にしたらおもしろそう!」
「前に作った劇は長すぎたから、今度は要点絞ってやった方がいいかも。」
「あんまり大人数だと動きにくいから、分担してやろう!」
子どもたちが動き出しました。
劇、直接見てもらうのは恥ずかしいから、動画がいいわ。
お面とか付けたら、ユーチューブとかでいろんな大人に見てもらえるかも!
肝試しのお面使えるかな?
わいわいがやがや。
さーて、ここからどう深まっていくのでしょうか。
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