見出し画像

自分に決められないことばかりで、でも決めねばならなくて、生まれることも死ぬことも、自分では決められないのに、決められなかったのに。


久しぶりに 底 がみえた


行きたくもないサイゼリヤで泣いたり、電車のなかで気絶しかけたり、アスファルトとキスしそうになったり、ああだめだ、人間のかたちを保てない。衣食住ができない、普通のこと、みんなできることが、こんなにもできない、泣きたいのに泣けない、吐きそう、きもちわるい。


底 は つめたかった


昨日やっと泣けて、申し訳なくて、なんにもできなくて、ごめんなさい、誰にだろう、誰に、世界に?愛は地球を救えなかった、愛が救えるのはなんだ、愛ってなんだ、うるさい、愛愛愛愛AIAIAI、いつかみんな死ぬのに、うるさいうるさいうるさい。


生きていていい と 思いたい


役割をくださいと泣き叫んだ、役名とセリフとト書きをください、そのとおりに演じますから、ちゃんとできますから、なんでも言ってください、わたしちゃんとできますから。わからない、台本がないとわたし、生き方がなにもわからない。


彼氏いない と 隣席の小学生が話している


大丈夫だ、誰もいなくたって、あなたはそこにいる。あなただけはいる、まちがいなく いる。

詩を書きたい、小説を書きたい、結局そこに行き着く自分は愚かしい。貯金を崩して体をこわして、なんにもならないのに、なんにも救えないのに、でも書きたい 救いたい 愚かしい でも



いつか死ぬのに、蝉は容赦なくいのちを使う、叫んでいる、自分はここにいると叫んでいる、

私もここにいる、
ここで生きて生きて生きて、いつか死ぬ。

あなたにはなにがみえますか、いま。



本 つくっています


眠れない夜のための詩を、そっとつくります。