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スケッチ旅行@湯西川


はじめに 

 10月中旬に栃木県湯西川にて
ワクワク絵画教室主催のスケッチ旅行に
行ってきた。


出発

 埼玉県越谷市から出発し、お昼はみとやさんにて宝石ちらしと日光誉のひやおろし(日本酒)を頂いた。

みとや寿司
宝石ちらし
ひやおろし 日光誉

 昼食は大変美味で、日本酒もちらし寿司に
合っていて最高に美味しかった。


一枚目

 昼食後、湯西川に移動し、
赤い橋とせせらぎが印象的な場所で
水彩画を描いた。

描いた作品
拡大

【絵画のポイント】

 ・後方の秋ならではの山並みの
色づくりに力を入れた

・差し色や彩度を落とすのにに
ウルトラマリンバイオレット(紫)を
多用した

・川の奥などの暗い所を最初に
もっと暗くするべきだった

・橋の欄干の隙間にもっと
描き込みが必要であった

・余白を作らない意識が必要である

等々、学びの多い作品であった。


会話の中で得た学び

 また、車での移動中やホテルでの飲み会にて
先生に大事な話をいくつか伺ったので
記したい。

・西洋美術史の本を読んで、絵画の時代背景を
勉強すると良い

・たくさん絵を鑑賞して、本物の絵画から
感じるメッセージを受け取る
※キャプションや解説は鵜呑みにしない

・西洋庭園は高所から俯瞰して
見られるように立体的な構造になっている。

対して日本庭園は低い位置から
いくつかのレイヤーを重ねて一枚の
風景として完成されるように
なっている(借景)。

・なぜ私は平面的な絵が
得意なのかを考察する事が重要

・自分が作品づくりの中で何を
大事にしたいかを追求する

・絵の良し悪しの8割は構成力にある
→バランスのとれた絵画を描けるように
技術を磨く

・他の生徒の方と絵を比べると、
人によって絵画に対する考え方の違いが
出ていて大変興味深かった


二枚目

 翌朝、ホテルの部屋から見える
木々と紅葉を描いた。

描き始め
朝霧の風景
完成
8時近くの風景
完成した作品

【絵画のポイント】

・崖の稜線は要所要所に描く

・時間経過と共に色彩が変わってしまった

・こちらの絵も紫を差し色
として用いている

・ポイントは中央の木

・崖が色んないろ(赤、黄、青、グレー)と
様々な絵を用いた

 私としては、特に左側の木々が
透明色の重なりを表現できて、透明水彩らしい
作品になったのではないかと考えている。


 三枚目

平家の里

 翌日は平家の里にて古民家と紅葉を描いた。

作品と風景
完成した作品

・古民家は脇役で、紅葉をメインにした

・日向はウィンザーレモン(黄)で下塗りをし、
影はフレンチウルトラマリン(青)と
バーントアンバー(茶)の混色で
下塗りをした
→その結果、古民家が暗くなりすぎた

・紅葉は日に当たって輝いている様子を表現したくて、オペラローズ(ピンク)とスカーレットレーキ(オレンジレッド)

・道や川のパースも意識するべきだった

・ディテールを描き込めば描き込むほど
リアルになる

・背後の木々を描くことで一気に絵に
立体感が増した

美しい紅葉


二日目の昼食に頂いた
鹿ステーキ

 旅行の最後の昼食に鹿ステーキを頂いた。
肉自体の旨味が強くて大変美味であった。

下の方が今回メインで用いた
混色表
先生に撮影して頂いた写真

まとめ

今回の絵まとめ

 今回の旅行でまだまだ学ばなければ
ならない事がたくさんあると感じた。

特に、
・パース
・立体感
・描き込みの意識
・明暗
は私の課題であると感じた。

 また、絵画の歴史や背景知識の知見を得る、
絵画鑑賞等もっと努力が必要だと感じた。

 これからももっと研鑽していきたいと思った。

 今回の旅行で大変お世話になった先生と、
生徒の皆様、誠にありがとうございました。


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